ビジネス上の義理や筋について考えること【2024年版】
インターネットやSNSが普通のものになり様々なサービスがネット上で展開されるようになりました。
そのため様々なものがお手軽にかつ簡単に手に入ることも多くなりました。
その過程の中でタイトルのタイパという言葉が出てきたように見えます。
コスパのコストをタイムつまり時間に置き換えたことです。
映画とかも面白いとわかってからいくとか動画の倍速サービスなどもそのあたりが
影響されていそうです。
その影響が我々の仕事にも出ているのではないかと思い今回コラムにしてみました。
同業の方とお話して思うことは新しく入る人や新人レベルで結果を求めるのが多いということです。
特に新人の場合ですが、未経験で入ってきているので、慣れたりするのにある程度時間がかかると思います。
当然個人差はあるので、一概に言えませんがある程度仕事をお願いできるようになるのは数年かかります。
その時に給料や待遇等をすぐに改善してほしいという空気感になります。
案件自体が常に継続であるものとは限らないので、やりたくない仕事や面倒なお話は仕事をしていれば
発生するものなのですが、我慢できない人もいます。
企業には企業の事情があるので、全てが思い描く通りにはなりません。
そのあたりがわからずすぐに辞めたりする人もいます。
何となくうまくいかないとか何となく気に入らないとかで辞める人は他でも繰り返すので、
結果誰からも見向きもされません。
タイパいわゆる効率的に動くということは仕事でも非常に重要です。
ただ、思い返してほしいのは自分が最初からそんな上手くできたでしょうか?
色々悩まれて、勉強して、調整して上手くなるものではないでしょうか。
効率を求めすぎて本当に必要なものを忘れていないでしょうか。
私は無駄になるものはないと思っています。どんな経験も自分の血肉になっていると考えています。
一度立ち止まり、見渡してみて本当に大事なものを考えて進んでいくそれを繰り返していく
これがある意味人生ではないでしょうか。
効率も大事ですが、無駄(のようにみえるもの)も大事であると考えていける人が
増えることを祈りたいと思います。