従業員のセキュリティ意識について
webサービスやサブスクリプションサービスが普及するにつれてアカウントを作成し、
管理することが多くなっていると思います。
最近はgoogleなどのアカウントと連携することで煩雑な部分を省くことはありますが、
逆にそのアカウントが破られた場合、芋づる式に使われる可能性もあります。
利便性とセキュリティの部分の割合になるので個人の判断によってしまいます。
さて表題の件になります。
あるサービスのアカウント情報が削除されたという話がSNS上などで話題になっていました。
一定の期間ログインしなければ削除されるという内容であり、その前に連絡などもあったことを
考えるとサービス提供側として落ち度があったかと言われると違うとは思います。
経営統合や様々な状況によって提供体制が変わってしまい、以前の使い方と変わるというのは
サービスとしてはあり得ます。
さて、一定期間ログインしないとアカウントが削除されるサービスとしては割とあると思いますが、
なぜ削除したいのでしょうか。
お客様の情報もデータベースという情報が詰まっている箱のようなものに入っていてその情報と
入力された情報を照合して個人特定をして表示などをさせています。
特に今回話題となったサイトは購入というアクションがあるので、その人が購入したものがどれで
どんな買い方をしているのかなど、個人に紐づく情報も多く、表示させるのも個人の情報を踏まえて
表示するものがあります。
さてその個人情報が大量にあるとどうなるかというと多ければ多いほど表示速度が落ちます。
それを回避できる手法もありますが、物理的に情報量が減るのが一番早いわけです。
なので、使われていない情報を一定期間で削除することで速度を維持しているということです。
せっかく買ったものが削除されるとかどうなんだというお話もありますが、webサービスとしては
そのようなリスクがあるということは理解されるべきです。
現在使っていないのであれば現時点で個人として必要ないのですから消されてもいいのではないでしょうか。
webサービス、サブスクリプションサービスは安価で使えますが、サービス提供社の考えがダイレクトに影響します。
それを許せないということであれば利用しないか、超大手のサービスが終わることがないレベル(amazonや楽天など)の
ところを使うしかありません。(なお、その大手も判断してやめることはありますが)
本当に大事なものであればご自身の手元に残す方法を選べばいいと思います。
色々個人で思う部分はあるのかもしれませんが、提供する企業側も費用が発生している以上、
このような判断もありうるということはご理解いただきたいと思います。
利用規約に記載があることが多いですが、基本このようなサービスは提供社側が会社側で提供を止めても
問題ないことを承諾する形になっています。
さらっと読み流す方が多いとは思いますが、是非読んでいただければと思います。
なお、弊社ResKaも同じ表記はあります。それを使うかどうかは状況によりますが、絶対にないとは言い切れません。
このあたりの事情も理解いただけると嬉しく思います。