英語ができないと戦力にならないのかという話
少し前のお話ですがタイトルのお話がありました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2209/13/news132.html
以前COCOAのお話はさせてもらったとは思いますが、最初の開発はよかったのに
色々な運用面の問題が多くありほとんどまともに稼働してなかったという認識です。
COCOA自体が悪かったとは思ってはおりませんが、システム開発の問題点が暴露された
システムであり、これを今後の開発や運用に活かしていただきたいとは思います。
そもそもCOCOA自体は有志が作っていたものを厚労省が巻き取ったような形になります。
そのため、開発者が考えていた運用と厚労省が考えていた運用が異なっていたということも
考えられます。
ここでタイトルにある「要件定義の重要性」という話になります。
当初の運用ないし目的で作られたものが違う運用や目的で使おうとすれば当然その差分が
出てくると思います。
厚労省が巻き取る際に運用ルールや対応を十分に考えた上で、COCOAというアプリを
修正したのかというところになります。
他のコラムでも記載していますが、そもそも本来考えていた運用と違えばシステムが
どんなに素晴らしいものであったとしても評価はされません。
コロナ状況も切羽詰まっていたところもあり、急いだ結果なのかもしれませんが、
安易な対応であったと言われても仕方ないです。
ただ、時間に追われて対応する厳しさは理解できますので、その中で対応された現場の方は
ただただお疲れさまでしたとお伝えしたいと思います。
なお、期間や資金があれば大抵のことはできますが、その制約があるからこそ難しいと思います。
それを解決するのは「要件定義の重要性」だと考えています。
優先順位をつけできる部分から対応していく。簡単なようでできていないところも見かけます。
弊社としてはそのようなご提案もしていますので、何か相談があればお気軽に
ご連絡いただければと思います。