システム連携の難しさについて
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2106/21/news016.html
こちらの記事が非常に興味深い内容でしたので取り上げてみました。
端的にはこの記事を書いている方と意見はほとんど変わりません。
ただ、フリーランス等個人で仕事をされる方も多くいるので、
考え方が変わってきたのかもしれません。
個人の認識からすれば企業が仕事を請け負い、従業員に仕事を渡し、
その従業員がミスをした場合、社内における叱責等はあっても
損害賠償を従業員にすることはないものと思っています。
企業に所属するエンジニアはフリーランス等の方と比べると
受け取る金額が少ない傾向があります。
それは面倒で必要な作業や責任をある程度肩代わりしてもらったりする代わりに
企業は利益を貰っているという部分があります。
今回のケースもその範疇の話で、本来は企業側が責任を取るというものと考えています。
当然、従業員に重大な過失や故意であれば責任は少なからず取らされるべきではありますが、
企業側に一切の非がないという主張をするのは認識としては信じられません。
個人の責任になるならフリーランスになって面倒な作業や責任はあるけど、
収入を増やす選択をする方が増えても仕方ない結論だと思います。
このような考え方をしている企業は少数だと思いたいですが、
事実このような主張をする企業があったということはそのような考えを
する企業もいるということです。
本来企業が守るであろうと思われていた部分がこの状況ですから、
所属していてもフリーであっても最後身を守るのはご自身である
ということを今技術者である方は意識して業務を取り組むしかない気がします。
少し視点は変わりますが、IT技術者は今も不足しているし、今後も不足であると言われています。
当然未経験や新人を受け入れ育てていく必要が業界としてあるのですが、
企業に入社しても守ってくれずそれどころか損害賠償請求までしてくるかも
と見られたら果たして安心して入社してくれるのか疑問があります。
このような結果が水を差す形にならなければいいと願うばかりです。