- お電話での
お問い合わせ - 042-518-9678
コラム
東証システム障害について
2020年10月2日 公開 / 2020年10月6日更新
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64506130R01C20A0EA2000/
先日東証システムで障害が発生し1日取引が止まるということがありました。
原因はハードウェア障害とバックアップ切替の不具合ということでした。
ITを取り扱っている企業としてはハードウェア障害は起こるものなので、
ここに関しては仕方ありません。
ただ、バックアップ切替がうまく動かなかったというのは気になるところです。
こちらに関しては調査した上で改善されていければと思っております。
様々な記事を見ていると以下のような記載がありました。
「過去にこれだけトラブルが起きていました」という内容です。
1999年に全面システム移行をしたようですが、そこから20年以上たっております。
当然刷新等を繰り返しているとは思われますが、11回トラブルがあったようです。(某ニュースによると)
平均2年に1回程度問題が起きているということになります。
毎月のように不具合出しているならばどうかと思いますが2年に1回という数値自体はそこまで
目くじら立てて叩くレベルでもありません。
東証という中心のシステムでなるのはどうかという意見もわかりますが、
このレベルで過去のことを持ち出して言うのはいかがなものかと思います。
システムを運用していれば予期せぬ問題やハードウェア障害等起こります。
当然その問題を予想し対策を練るのですが、それを上回る状況が起きることがあるのも
事実です。ひとたび問題が起きればエンジニアは必至で復旧をします。
早く正常化したいと思って作業をしております。
よくそのレベルを予想できなかったのか見たいなお話がありますが、
様々な事情があり、対策ができないやテストが不十分という事情もあります。
今回のケースは当然調査をし、対策を考えるべきではあると思いますが、
システム開発者ではなくそれを運営している側に向けていただければと思います。
今回運営側が状況把握し自ら非を認め、謝罪されていたところを見ると今後改善されていくものと
思われます。このような対応をしていただける企業だと開発する側も安心して全力で対応できます。
知らないことだからといって丸投げするだけでなく理解する努力が非常に大切ということを
感じていただければ嬉しく思います。
関連するコラム
- 各業種のIT投資の状況について 2019-12-24
- 詐欺メール・SMSから見るセキュリティ意識の重要性 2024-01-30
- エンジニアの作業環境について思うこと。 2023-10-24
- 人手不足に対するITの活用 2019-08-13
- 要件定義の重要性 2021-09-14
カテゴリから記事を探す
笠原拓プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
不在時はメール問い合わせないし弊社お問い合わせページからのご連絡が早い場合がございます。
https://marespera.co.jp/contact/
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。