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コラム
ITエンジニアに求められるコミュニケーション能力とは
2019年7月16日
私が社会人になるころから聞く言葉ではありますが
「コミュニケーション能力」という抽象的なものが
全面的に出てきたような気がします。
「コミュニケーション能力」とはどういうものなのでしょうか。
これだという答えは私も持ち合わせていません。
エンジニアと言っても誰とも話さず業務を進めるということは
不可能です。お客さんや開発を一緒にやる同僚、上司、部下等がいます。
開発部署だけではなく同じ企業内でも営業や事務の方とお話することもあります。
さてある程度のキャリアを積むと大体は管理職等人を管理したり、お客さんと調整したり
という業務が多くなります。そうなるとひたすらプログラム書くということではなくなります。
ここでコミュニケーション能力ということが必要になるのではないかと考えました。
お客さんや自社(自部署)、開発メンバー、営業部署等と話をして意識齟齬がないように進めることができる
というのが求められる能力ではないかと思います。齟齬があってもすぐに調整ができるというのも同じです。
ただ、私個人としてできる人できない人が如実に現れるところでもあると思っております。
私自身、調整ができる方と組むをメンバーとして楽でしたし、できない方と組むとこちらでその調整もやるということで
大変であった思い出があります。
そして対応できないに共通するのは「自分本位で他人に興味がない」だったと思います。
自分の作業を待ってる人がいてもその人の予定は考えないというイメージです。
例えばデザイン→システム開発→テストという順番に行っていくとき、開発の方がその調整ができない人だとします。
15時までにテストに回してくださいと言われてても平気で遅れる。遅れるという連絡自体が遅れるということがあります。
その後テストをする人は連絡がない、勝手に遅れるという状況で困りますよね。当然テストの人は
問い合わせしたりするが、そういう場合にも目途感も伝えていない。ということがありました。
全てのことを一人で行う開発というのはあまりないので、どうしてもチームプレイとなります。
その場合に例で出すような人が管理者になってしまうとたいていの場合はうまくいきません。
よくスポーツで優れた選手だった人がコーチや監督になってもうまくいかない場合があるということがあります。
それはやはり選手と監督とでは求められるスキルが異なっているから、そこに適応できない場合は
継続していけないとなります。そのあたりの感覚と似ている気がしています。
当然その周りに支えてくれる方がいるのであれば別ですが、会社員の場合はあまりないと思いますし、
社員として優秀だったから管理者でも優秀だろうと思っている方が未だに多い気がします。
経営者としては今後意識していかなければいけない部分ではあると思っております。
弊社のスローガンでもありますが、弊社では「関わる人を全てプラスに」という考え方ができる人が
管理職として、エンジニアとして、コミュニケーション能力があると考えているという結論で締めさせていただきたいと思います。
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