使わないサービスアカウントが自動的に削除されることについて【システム会社目線】
MareSpera笠原です。
「IT企業とは、システムインテグレーターとは」のコラムの続きとなります。
そちらを読んでいただいてからの方がご理解いただけると思います。
SI企業が対応する契約形態には色々あり、契約によって業務範囲等が変わってきます。
よく聞かれる業務形態として以下の3つがあると思います。
1「受託開発(請負契約)」
2「SES(準委任契約)」
3「派遣契約」
1はお客様にご依頼いただいたシステム開発に対し、システムの完成責任(仕事の完成責任)を問われるというところです。
お客様の要求するシステムを開発し、それを完成させることでお客様に請求ができます。
2はシステムの完成責任が問われないというところになります。
一定期間の決められた業務を行う契約ですので、お客様からご指定いただいた業務をしていれば
請求することが可能です。その際にシステムが完成しているか否かは関係ないものとなります。
3は2と業務範囲は同じではありますが、指揮系統が異なります。
2の指揮系統は受注社側、3の指揮系統は発注社側となります。
つまり3の場合はお客様が直接業務指示ができるのに対し、2の場合は受注者側が依頼内容を受けて
その上で受注社が実作業者に指示をするということになります。
もしSI企業に業務を依頼する場合はこちらの契約種類を認識された上でご契約する
ことが必要です。
もし、請負契約ではなくSES等で契約してしまった場合、完成責任がないので、
システムは完成していないのに支払いが発生するということになり、
一方的に損をするということになってしまいます。
そんなことを言われてもよくわからないという場合はご相談も受け付けておりますので、
お気軽にご連絡ください。