着物のお直し 柄足し編
母の古~い着物です。
コーヒー豆模様の型染め小紋。
30年以上は前のものだと思いますが、こんなに洒落た柄が使われていたとは。
日本の紋様って面白いですね。
母は、洋服では茶系が合いにくく、ほとんど着ませんでしたが、この着物はよく合っていました。
しかし、私が着たら、完全に顔と同化…。
でも、すごく味のある?好きなキモノなので、今回は染替えはせず、このままの色で着ようと思います。
ということで、今回の作業は、
1.洗い張り(着物の縫いを全て解いて、改めて端縫いし、反物の状態に戻し、生地を張って丁寧にあらうこと)
画像は、洗い張りをした後のものです。
2.仕立替え(着る方の寸法に合わせて仕立てます)
※もし、全体的にみて“ヤケ(色が褪せたり変色してしまっているところ)”が目立っている場合は、ヤケ直しという加工方法がございます。ヤケ部分とその周りの色合いを均等にする作業です。
※古い着物は、裏地も、そうとう変色していたりシミがあるケースが多いです。その場合は、仕立直しの際、新しい裏地に取り替えることもお勧めしております。