POP広告をはじめ、多彩な販売戦略で企業や商店を売り上げアップへ導きます（3/3）

地域の文化を表象する商店街の活性化を目指して

　話題が豊富で物腰柔らかな紳士ですが、ひとたび仕事の話になると鋭い光を放つ瞳が印象的。常に今を見据え、何が求められているかを的確に判断し、時代の先を読み取る力が必要とされる仕事……商業コンサルタントの安達さんが特に力を入れているのが、商店街の活性化。「商店街は地域の文化を表象する拠点です。災害が起きたときもいち早く復興するのが商店街。地域の活性化にも不可欠な存在。様々な地域の商店街の元気づくりを支援したいと思っています」

　いま商店街、ショッピングセンターなどでは、かつての特売に代わって、各店がおすすめしたい商品をピックアップして売り出す、「一店逸品運動」（一店逸品運動協会提唱）が盛んです。その販促ツールとして役立つのもPOP広告。

　「商店街のそれぞれの店が、お勧め商品をPRした統一POP広告を貼ります。商店街に活気と結束性がアピールでき、販売成果に繋がります。いかに商店街に人を呼び込むか、周辺地域を巻き込んだイベント提案も行っています」

　地域の活性力が必要な今だからこそ、安達さんの豊かな経験とノウハウが求められています。「企画を立てる場合に重要なのは4つのT。タイミング（Timing）、ターゲット（Target）、テーマ（Theme）、テイスト（Taste／他とは違う味わい）。誰に向けて、いつ、どのようなイベント、商品を提供するか、その4Tをふまえ、トータルな経営戦略を提案するのが私の仕事です。POP広告はその一つのツールです。困ったことがあれば何なりとご相談ください」

（取材年月：2011年7月）

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