マイベストプロ東京
安達昌人

POP広告の実習指導が好評の商業コンサルタント

安達昌人(あだちまさと) / 商品企画

東京販促実践研究所

コラム

自分の著書のご紹介 セールスキャンペーン、キャッチコピー、チラシ広告など

2018年4月3日

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 広告 種類

●今日の書籍の売上状況

「本が売れない」時代が続いています。全国出版協会出版科学研究所の「書籍販売動向(推定)」によれば、書籍の推定販売金額は2001年=9,456億円であったものが、2005年=9,197億円、2010年=8,213億円、2015年は前年比1.7%減の7,420億円(ちなみに雑誌は前年比8.4%減の7,801億円)と下降傾向です。一方、電子出版物は同研究所によると、2015年は前年比31.3%増の1,502億円と伸長しています。
 かつては、本の売れ行きが最高潮だった時代があります。人は知識欲が高く、書籍や新聞雑誌は大いなる情報源でした。出版部数も初版数も今よりも大きく、増版を誇る出版所も見られました。ただし、今日の読者の志向や本の売れ筋は変化していますが、減少状況にあるとはいえ、活字による書籍は今後も要望される媒体と言えるでしょう。

◆最初に書いた本

「売り上げが伸びるもう一つの知恵」は初の経営ビジネス書。企画提案して成果を挙げた販売促進事例や、各地に出向いていて、ちょっとしたアイデアで売り上げを伸ばした商店の事例などをもとに、その仕組みをまとめたもの。出版社の方が、当時流行っていた「もう一つの」を活かして書名を作ってくれました。自分の本が果たして売れるのかどうかが心配で、上野の明生堂書店の片隅でそっと観察。中年の男性が平台から1冊を手に取り、ぶらぶらと徘徊した末に、レジで支払うのを見てホッとしました。「ヒット商品」はモノが売れた時代の業界の関心事。類書も頻出。講演の依頼も入りました。





◆POP広告の本

 本業のPOP広告の2冊の著書。「季節のPOP作戦」は販売促進カレンダー」を起こして、それを土台に12か月の手描きPOPの作例を掲載。スーパーマーケット、ファッションショップ、家電店などを取材してその事例も紹介。手描きPOP最盛期のお陰で、増刷を重ねました。「食品POP」は同工異曲の事例の本。食品に関して素材、嗜好、栄養、安全安心、取扱い、調理の提案などについて主張を盛り込みました。装丁はどちらも武蔵美の講師だった弟の安達史人氏の担当。ただし、「食品POP」は得意先の鮮魚店の社長に、写真の魚の鮮度の古さについて小言を頂戴しました。





◆セールスキャンペーン・イベントの本

 メーカーのセールスキャンペーン隆盛期に乗って出版社社長、編集者と協議を繰り返し、5冊セットを計画。当方が基本計画編を担当し、豊田二郎氏、木村忠治氏など知り合いの専門家の方々に、イベント、ディーラー、プレミアム、セールスなど作戦編を依頼しました。洋酒メーカーの仕事で各地を回った時、同行されたマーケティング部長が赤ペンでアンダーラインを入れながら、本を読まれているのを見て、むず痒い思いをいたしました。





◆キャッチコピーづくりの本

 POP広告のレタリングなどの技法書の多い中で、情報文案の大切さを提案して、キャッチコピーの本が出来ました。研修の際に収集した受講者の方作成のコピーも活かし、購買客の観点からの発想や、コピーづくりのテクニックなどで構成しています。日本の和歌の掛詞や川柳など言葉遊びの流れも、コピー手法のヒントとして着目、ユニークな本とされました。装丁はどちらも弟の安達史人氏。





◆チラシ広告づくりの本

 注目させ、成果を挙げた折込みチラシ事例を紹介しながら、企画からメインタイトルや広告文案、写真・イラストのデザイン効果などの制作まで、チラシ作りのテクニックをまとめたもの。今や誰もがパソコンで手軽に作成できる時代にあって、手描きによる版下づくりの技法書。公開経営指導協会では、通信教育にチラシ広告制作講座も導入されました。




◆販売促進のアイデアとツール事例の本

 本の宣伝文には「企画の発想からキャンペーン・店頭イベント、プレミアムの企画、POP広告・チラシ・DMの作成法、陳列棚、セールスレター、得意先管理ツール作成まで、営業マン・店頭販売員が自分で作り、活かすことのできる販促ツールを満載。具体的な例が多く、分かりやすさでお奨め」などと紹介。販促アイデア・ツールの百貨店のような1冊です。中国版が台湾で出版されましたが、果たして売行きがどうだったかは定かではありません。





◆パソコンでPOP広告作成の本

 1990年代の中ごろより、パソコンの急速な普及によってパソコンで作るPOP広告が増加し、作成ソフトも数多く出回りました。その時流に乗ったCD-ROM付きの1冊。フレーム、タイトル文字、イラストを組み合わせて、手書きが苦手の人でも簡単に作成できるところが売り。今も売場で主流となっているのはパソコン作成POP広告です。ただし最近は、特別のソフトでなくても、Windowsのオフイス(ワード・エクセル)による作成が便利です。





◆手紙・ハガキとイラスト・図案事例の実用書

 「チラシ・POPのキャッチコピー12か月」を見た出版社から、キャッチコピーつくりと同じ作法で、手紙・ハガキの文案の本を書いてほしいとの依頼があり、かなり苦労して仕上げました。イラスト図案は事例集ですが、各種のペンによる描き方やコラージュ,フロッタージュなどの美術技法も取り入れてみました。経営書と違って一般実用書もまた楽しいものです。





◆その他の著書、共著の本のいろいろ

 販売促進企画とそのツールであるチラシ、DM、POP広告が主体です。今やWeb媒体が主流の時代あって、マイナーながら紙媒体も活動しているのは喜ばしいこと。時代の様相に合わせて、呼び名や装いは異なりますが、本筋では同様の主張や技法が繰り返されているのを見ることができます。まさに不易流行。こうしたバランスで、本の出版活動は今後も続いていくものと思われます。


この記事を書いたプロ

安達昌人

POP広告の実習指導が好評の商業コンサルタント

安達昌人(東京販促実践研究所)

Share

安達昌人プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5809-5493

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

安達昌人

東京販促実践研究所

担当安達昌人(あだちまさと)

地図・アクセス

安達昌人のソーシャルメディア

facebook
Facebook
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のビジネス
  4. 東京の販促・プロモーション
  5. 安達昌人
  6. コラム一覧
  7. 自分の著書のご紹介 セールスキャンペーン、キャッチコピー、チラシ広告など

© My Best Pro