所有不動産を利用した高齢者世帯の収入確保

2016年7月3日公開 / 2020年8月8日更新

コラムカテゴリ：住宅・建物

所有不動産を利用した高齢者世帯の収入確保　「リバースモーゲージ」
年金制度に似た仕組みです。

日本の人口減少社会の始まりは2008年と言われています。
平均寿命が長くなり、社会の中で高齢者の占める割合が増え、高齢者や親族から
不動産絡みの相談も増える傾向にあります。

相続、持家の買換え、所有不動産の処分や中には持家の老朽化による修繕、医療
費等々の拈出が難しいとか、また年金だけでは将来の生活設計に不安・悩みの対応
策のひとつとして、所有不動産を利用した「リバースモーゲージ」が注目されています。
それは、自宅を所有しているが現金収入が少ない、高齢者世帯が住居を手放すこと
なく、住み続けながら老後の生活資金を確保するための融資です。

持ち家を担保に入れ、その担保評価額の一定の範囲内であれば、毎月の年金のよう
な受取り、一度にまとまった金額のお借り入れや、必要な時に必要な金額をお借り入
れすることも可能な高齢者の生活安定策の金融商品です。

返済は基本的に本人の生存中は、お金を返す必要がありません。
契約満期または、契約者死亡時のどちらか早い時期に元金とお利息をまとめてご返
済しなければなりませんが、一括返済できない場合は、金融機関等が抵当権を行使し
て自宅売却することで返済に充当する仕組みです。

契約者が死亡した場合は、返済義務は契約者の相続人が受け継ぐことになります。

出典：総務省統計局ホームページ　　統計Today　No.9より引用

貸付には金融機関により条件や貸付内容が異なります
選択肢の一つとして、ご参考ください。

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