健康な体づくりは受験に最も必要なこと
習い事には、運動系、芸術系、学習系があります。
運動系では圧倒的に水泳が人気です。水の浮力を使って全身運動ができるので、筋肉の未発達な乳幼児のころから始められますが、筋力がついてくる5歳児になると、平泳ぎ、クロール、背泳ぎ、バタフライなどの泳ぎ方をマスターできるようになります。型どおりの泳ぎができるようになれば、タイムを競ったり、上のクラスを目指せたりするので、どんどんやりがいが出てきます。
また、小学校での水泳教室で初めて泳ぎを習うより、すでに泳げるようになっている方が心に余裕が持てます。クラスのほかのお友だちより、得意なものがあるということが、自信にもつながります。
運動系で水泳に次いで人気なのは、体操教室です。最近の子どもは外遊びが少なくなっているので、全身を動かして基礎体力をつけたり、運動機能を向上させたりするために通わせる保護者が多いようです。保育園・幼稚園や家の遊びではできないような、体の動かし方を学ぶことができます。
小学校で必須科目となっているダンスも人気の習い事です。音楽に合わせて教室のお友だちと一緒に踊る一体感や、自分の感じたままに体を動かす開放感が子どもに人気です。リズム感や表現力が養われ、お友だちとひとつの作品を完成させるための協調性や創造力も培われます。
同じダンスでも、女の子の間ではバレエも根強い人気があります。姿勢がよくなって優雅な所作が身についたり、女の子らしいお行儀が学べたりするので、保護者が子どもに習わせるケースが多いようです。レッスンでは、体の柔軟性や姿勢を保つための筋力が養われます。