絵本が小学校受験にどのように役立つのか
お絵描きや塗りが好きで得意な子もいれば、苦手であまり好きではない子もいます。塗り絵が苦手な子が、上手にできるようになるには、どのように練習すればいいのでしょうか。小学校受験に有効な、塗り絵の練習方法をお伝えします。
【最初はシンプルな形から練習】
塗り絵の本はたくさんありますし、インターネット上には無料でタウンロードできる塗り絵もあります。複雑な絵のほうが面白そうに見えるかもしれませんが、複雑な絵は仕上げるにも時間がかかり、子どもには難しいでしょう。何より、塗り絵が苦手な子どもに時間がかかる複雑な塗り絵をやらせると、なかなか終わらないのでますますイヤになってしまいます。まずは丸や三角など、シンプルで簡単な形を塗る練習からスタートするのがおすすめです。
【短時間で終わる簡単な塗り絵をたくさんこなす】
最初は、塗る場所が少なく、すぐに塗り終わる塗り絵で練習しましょう。塗り絵をたくさんこなすことで、「これだけ塗り絵をやった」という達成感と成功体験が得られ、自信がつきます。
【同じ方向に色鉛筆やクーピーペンシルを動かす】
塗り絵が上手な人は、クレヨンやクーピーペンシル、色鉛筆を同じ方向に動かして塗ります。塗る場所に合わせて、縦なら縦、横なら横と同じ方向で塗るのです。ところが苦手な子は塗る場所がどんな形でも方向を定めず四方八方に塗るため、塗ったところがぐちゃぐちゃとはみ出してしまうのです。まずは、「同じ方向に動かして塗る」ことを教えてあげましょう。細かい部分は好きなように塗って大丈夫ですが、広い部分は「一方向」がポイントです。これだけでもだいぶ上手に見えるようになります。
【最初に枠をふちどりしてから塗る】
塗り始める前に、色を塗る枠をなぞりながら縁取ります。こうすることで形が覚えられるので、はみ出しがぐんと減ります。
【細かい場所・広い場所では、塗り方が違うことを覚える】
細かい場所はクレヨンや色鉛筆を立てて塗り、広い場所は寝かせて塗ると速く、きれいに塗ることができます。塗る場所の広さに応じて道具の使い方が変わることを教えてあげ、何度も練習してみましょう。