小学校受験の課題に工作がある小学校
小学校受験で課題として出されることが多い工作は、子どもの手先の器用さを見るために出題されます。小学校受験で工作の課題を無事クリアするためにはどんな準備をすればよいのか、どの小学校の受験科目に工作があるのかなどをお伝えします。
小学校受験の工作課題
工作は、小学校受験で出題されることが多い課題です。この試験で何を見ているのかというと、仕上がった作品のクオリティーだけではありません。作品を作る手先の動きや、指示された通りに作業ができるかという理解度も試されています。
小学校受験の工作では、試験官が最初にお手本を見せたり手順を伝えたりし、子どもたちはその通りに作業を行います。
幼稚園でも工作をすることがありますが、その場合、先生が1つの工程ごとにお手本を見せ子どもたちがその工程をクリアしたら次の工程に移ることが多く、全体の流れを最初にまとめて指示することはあまりありません。
しかし小学校受験では、作業の始めから終わりまでが最初に指示され、子どもは全体の流れを記憶して作業に移る必要があります。そのほか、表現力や観察力、指示を聞く能力、そして制限時間内に可能な限り完成できるような時間配分や手早さも重要です。
作業ではハサミやのりを使ったり、紐を結んだりすることがあり、手先の器用さ(巧緻性)も問われます。さらに、作業後に使った道具を片づける様子から、家庭生活やしつけも見られています。
工作で行う作業には、以下の要素があります。
・折る
・塗る
・切る
・ちぎる
・ねじる
・結ぶ
・通す
・つまむ
・貼る
・粘土をこねる
また、工作に必要なこれらの作業と合わせて、生活習慣が関連する以下の動作を指示されることもあります。
・服をたたむ
・布で包む
・ぞうきんを絞る
いずれも、知っていれば毎日の生活の中で自然と身につけることができる内容ではありますが、一朝一夕にはできない作業で、前もって準備しておく必要があります。