小学校入試に会話力がなぜ必要?受験時のポイント

昌原貴弘

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テーマ:小学校受験の基礎知識

「人の話を聞く・理解しようとする力」の習得は必須

小学校入試に会話力がなぜ必要?受験時のポイント
小学校の受験では、ペーパーテスト、制作課題、行動観察、運動能力テスト、面接などが行われます。

いずれも共通しているのが「聞く力」。どの課題でも先生の説明・指示がありますから、聞く力を確認するねらいも潜んでいます。
試験官が話をした後、その内容に関連した出題が行われるテストです。いわゆる傾聴の姿勢が試され、記憶力を問うもので、それらが勉強においていかに大切な能力であるかかがわかります。

【行動観察の試験】
「新聞紙を使ってみんなで仲良く遊んでみましょう」
試験会場で子どもたちが新聞紙を取りに行く中、指示を聞き取れなかった子はどうすればいいかわからず、オロオロしてしまうでしょう。この時点で試験官は「指示行動ができない」とジャッジするので、減点対象になります。

【お絵描きの場面】
「黄色のクレヨンで絵を描きましょう」
言われた通りの行動が求められるにも関わらず、集中できていない子どもは、指定された色を手にすることができません。誤った色のクレヨンを使うと、減点になってしまいます。

【複数の要素が入った指示】
「絵に描かれているアメは全部でいくつ?赤のクレヨンで○を描いてアメの数を答えましょう」
アメの数、赤のクレヨン、丸を描く、という3つの指示が含まれた問題です。子どもにとって、かなりの集中力を要する高度な指示ですが、落ち着いて判断できるように普段から慣れておくといいでしょう。

相手の話を聞けないと、小学校受験でもミスを連発してしまうことがあります。受験の準備に「人の話を聞く力」、そして「人の話を理解しようとする力」の習得は必須です。

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専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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