幼児教室は必然?
小学校と家庭の価値観が合っているか
小学校受験で、家庭のしつけの様子や親の教育方針を問うのには理由があります。私立の小学校には、公立と異なり、それぞれのカラーや価値観があります。その価値観と家庭の価値観が合っているかを見ているのです。小学校受験が親の受験と言われる所以はここにあります。
お子さんを通わせたい学校があるならば、まずは、その学校の価値観や教育方針などを確認しましょう。今はホームページや学校案内書も充実しているため、一旦は得られる情報に不足はな無いはずです。入学試験は、学校の価値観に合ったお子さんかどうかを見られます。面接でも「なぜこの小学校を選んだのか」「学校の教育方針を理解しているか」が問われます。ホームページから得た知識だけでは、回答が不十分となりますので、気になる学校が見つかったら、学校説明会に積極的に参加しておくことが必要になります。
受験勉強と捉えると、子どもの能力をどうやって伸ばそうかと考えがちですが、小学校受験は学校と子どものマッチングの意味合いが大きくなります。受験する学校の教育方針が、自分の子どもに本当に合っているのかをまず考えましょう。家庭の方針と近いのならば、無理強いをさせずとも普段の生活そのものを充実させることが試験対策につながっていきます。補うべき部分は過去問を見ながらその学校の試験の意図を理解しましょう。そうすることで、どういった受験対策をすればよいかが見えてきます。
◆次回◆小学校受験の推薦状の効果