小学校受験に向いている子、向いていない子
勉強が楽しいと思える時期がチャンス
小学校の中・高学年になり、親の悩みの一つに子どもに学習習慣がつかない、勉強を集中してできないということがあります。大人であれば習慣の大切さは理解できている一方で、習慣化する難しさも身をもって知っているでしょう。小学校の中・高学年になると、勉強を「やらなきゃいけないこと」と捉えてしまうことも多いパターンです。そのため、一定以上の学齢になってから勉強を習慣化することは容易ではないのですが、幼児期や小学校低学年ならば「勉強が楽しい。」と思えるので、この時期に家庭で学習習慣をつけると、勉強を生活の一部にすることができます。ただし、勉強をしたことのない幼児が学習習慣を身に付けることは簡単なことではありません。そこで、学習習慣の前段階として、生活習慣をつけることが大切になってきます。全国で行われている、全国学力・学習状況調査においても基本的な生活習慣のある子どもほど学力が高い傾向がわかっています。まずは毎日同じ時間に起きて同じ時間に寝る、起きたら「おはよう」とあいさつをする、食事の前に「いただきます」と手をあわせるなど、基本的な生活習慣を身につけるところから始めましょう。
◆次回◆生活習慣を身につけるためにできること