子どものやる気を引き出す3つのポイント つづき
小学校受験において、生活習慣は2つの面で大切です。1つは試験自体で基本的な生活習慣の定着が問われること。もう1つは学習習慣を身につける土台として生活習慣が大切であることです。生活習慣を身につけるには「睡眠」と「食事」が基本となります。生活の中では躾の部分にも目を向けてみるとよいでしょう。
小学校受験における生活習慣の重要性
小学校受験において、生活習慣はとても大切な2つの理由があります。1つは試験の内容に基本的な生活習慣が身についているかを測るものがあること。もう1つは勉強を習慣化するためには生活習慣を身につける必要があることです。
試験で問われる生活習慣
小学校受験の試験内容は学校によって様々ですが、多くの小学校で「行動観察」という試験がおこなわれています。初対面の子ども同士がグループで積み木遊びやパズルをしている姿をチェックするものですが、この試験で見られているのは協調性やリーダーシップ、コミュニケーション力などの社会性です。ただし、この試験で見られているのは社会性だけではありません。普段の生活習慣が関わる部分も見られています。例えば、積み木遊びの時、隣の子が積み木を手渡してくれた時「ありがとう」と言えるかどうか、試験を行う部屋に入った時、脱いだ靴をきちんとそろえているか、ということもチェックされるため、普段の生活習慣が大切だといえるでしょう。小学校によっては衣類の着脱、ご飯の配膳、傘をたたむなど、巧緻性だけではなく生活の自立度を測る課題を出題することもあります。まさに、普段の生活習慣が見られていると言っていいでしょう。
◆次回◆勉強を習慣化するための生活習慣