小学校受験に向けて4歳児が目指すべきものは
日常の作業がいかに自分でできるかが大切
家庭学習でできる受験対策として欠かせないのが生活習慣を身につけること。小学校受験ではほとんどの学校で「行動観察」という試験があります。初対面の子ども同士がグループで積み木遊びやパズルをしている姿をチェックするものですが、この試験では普段の生活習慣に関わる部分も見られています。
例えば、積み木遊びの時、隣の子が積み木を手渡してくれた時、自ら「ありがとう」と言えるかどうか。また、試験を行う部屋に入った時、脱いだ靴をきちんと揃えているかなど。保護者の方が代わりにやってしまいそうなことが自主的にできているかが大切です。生活習慣を身につけるには「睡眠時間」と「食事内容」を親御さんがきちんと管理してあげましょう。たっぷりの睡眠と良質な食事を決まった時間にとることから、生活習慣が身につきます。また、生活の中ではあいさやマナーなどしつけの部分にも目を向けてみるとよいでしょう。小学校受験は幼児教室の勉強だけでは十分とは言えません。家庭でできることを家族全員が意識しながら進めましょう。
◆次回◆幼児教室は必然?