子どもにとってどう映っているのだろうと考える

昌原貴弘

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テーマ:小学校受験の基礎知識

子どもが成功体験を積む重ねていくことが大切

子どもにとってどう映っているのだろうと考える
お子さんに「勉強をさせるとき・勉強を教えるとき」は、子ども目線に立って「この子の目に、この問題はどう映っているのだろう?」と考えてから臨んでみてください。もしかしたら、高校3年生から見た因数分解くらい簡単に見えているかもしれませんし、高校1年生から見た複素数平面くらいチンプンカンプンなものに映っているかもしれません。お子さんが理解できていないときは「なんでこんな簡単な問題が…」とイライラせずに、一段階レベルを巻き戻した問題を復習させてみたり、問題をわかりやすいように単純化してみたりして、再度挑戦してみましょう。

子どもの学習では、成功体験を積み重ねていくことが大切です。冷静に優しく寄り添えば、子どもはお母さん・お父さんが心強い味方だと認識するようになり、勉強や受験を達成感のある楽しいものとして捉えるようになります。無理に勉強をさせようとしたり、解けないことにイライラして怒ったりした場合、お母さん・お父さんはオニ、勉強や受験はストレスの元凶として捉えるようになっていきます。幼少期の嫌な体験が尾を引けば、中学生や高校生になっても勉強が嫌いになってしまいます。「子どものためを思ってビシバシ勉強させた」結果、理想とは真逆の未来になる可能性もありますので、幼児期の学習には注意しましょう。

せっかく我が子の幸せを思って始めた小学校受験なのですから、親子ともにストレスをためるのではなく、楽しくポジティブに進めていきましょう。

◆次回◆子どもの集中力が切れてきたら

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昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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