小学校受験の気になる学校選び

昌原貴弘

昌原貴弘

テーマ:小学校受験の基礎知識

小学校受験の対象となる学校は、首都圏に100校以上あります。国立・私立というざっくりとした分け方だけでなく、小学校ごとに個性や特色があります。またかかる費用にも違いが。教育方針や校風などを知って、お子さんを通わせたい小学校を見つけていきましょう。
小学校受験の気になる学校選び

国立・私立の小学校の特色とかかる費用

我が子の小学校選びについて、まずは国立か私立かという観点から考えてみます。国立小学校は国が運営しているため、受験料(検定料)も学費も私立小学校よりも安く済みます。私立も国立も、教育費は学校によって差がありますが、入学金・学費・給食費・校外活動費などを含めると、卒業までの6年間にかかる合計金額は、国立は250万円、私立は900万円ほどが相場です。お金という観点で見ると、国立は公立より少し高い程度で済むのでメリットは大きいと言えるでしょう。

次に、お金以外の点で国立と私立を比べてみます。国立小学校は教育実験校でもあり、最先端の教育理論に基づいた教育をおこなっています。そして、総合的な問題解決能力を育てていくという点が大きな特徴です。各国立小学校がレベルの高い教育をおこなっているということに違いはありませんが、附属の中学や高校などにエスカレーター式に進学できるわけではなく、また受験勉強に特化した教育を展開しているわけではないという点は留意しておく必要があるでしょう。

一方、私立小学校は学費だけでなく教育方針や校風も学校によって様々です。私立小学校に共通している特徴としては、同級生が皆、受験のための学習を経験してきているということが挙げられるでしょう。

◆次回◆小学校の個性と本人の個性

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昌原貴弘
専門家

昌原貴弘(小学校受験教室の運営代表)

ICT教育の小学校受験 しながわ・目黒こどもスクール

最先端の指導教材ICT教育を活用し、先進的な教育指導法を提案する小学校受験教室。代表自身が出版社で培った経験とデータをもとに父母へ受験情報を発信。時代と共に変わる小学校受験の指導教材も開発している。

昌原貴弘プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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