落ちる子どもの特徴
家庭でのペーパー指導
小学校受験のペーパーは、内容自体は大人にとっては難しくないものがほとんどなのですが、幼児期は文字の読み書きもままならず、理解力もそこまで発達していないことが多いため、内容を教えるのには小中高生以上に体力と精神力と工夫が必要です。発達に応じた教え方をしないと理解ができないため、どのように進めていくかも課題となります。子どもにとっては難しくて理解できない、大人である親にとってはなぜこんな簡単なことが理解できないのかが理解できない。そうなると、子どもは勉強を嫌がり、親は自身の子どもが勉強を理解できないことや勉強自体を嫌がることにイライラが募るという負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。
家庭学習だけではいずれ限界が
体操や絵画・工作などは、家庭で対策するのには限界があり、行動観察にいたっては対策することはほぼ不可能と言えます。そもそもペーパーテスト対策も、実際の入試を想定すれば家庭だけの指導では不十分。入試では現職の先生が教壇に立ってテストを進めていきます。プロの説明を受けて取り組むのだから理解しやすいだろうと思いきや、周りのお友だちが気になってしまったり、先生に人見知りをしてしまうなど、テスト以外の部分でNGとなってしまうのもよくあるケースです。幼児期の学習の基礎は模倣。理想の学習の姿は、周りの取り組みを見て自ら見つけていくことにあります。小学校受験対策のスクールで周りのお友だちや先生と学ぶ経験が最も効率的で、効果的な方法と言えるでしょう。
◆次回◆小学校受験にかかる費用