スポーツにおける理論の必要性
私は常々教え子たちに『無知であり未熟であることを認識しなさい』と言っています。
ちょっと間違えるとマイナス思考になってしまいますが、これは決してネガティブな考えではなく、以前に書いた、“最強な臆病者”に近い感覚です。
好結果が続いていると、人間誰しも天狗になってしまうものです。
そのような時でも自分が無知であるとか、未熟であると意識的に考えることで更なる向上心が芽生えるものだと私は思います。
基本的にポジティブな思考の人間でなければ不可能なことかもしれませんし、試みたとしても実践するのは難しいことなのかもしれません。
どんなに経験を積んでも、どんなに結果を残しても人間は永遠に未完成です。
常に向上し続けるためには、このような思考が大切なのではないでしょうか。
指導者も自分の指導に自信を持つことは大切ですが、自分の指導が一番正しいと思ったら終わりではないでしょうか。