日本舞踊 名取や師範にはどうすればなれますか? 〜尾上流〜
何歳から日本舞踊ができますか?
お問い合わせがあり、このたび6歳のお子さんが入門しました。
よく芸事は、6歳の6月6日に始めると良いと言われていますが、
日本舞踊は日常の動きの延長ですから歩き始めると稽古できます!
3歳の菊づくし
写真は娘の初舞台『菊づくし』の写真です。
3歳になったばかりでした。今も日本舞踊を続けていますが、このあどけない様はほんの少しの間だったように感じます。
肉体を使う日本舞踊
かつら衣裳をつけると年配者も娘役ができるのは日本舞踊の強みですが、立ち座りをはじめとする振りは肉体を使ってするので限界があります。このあどけない振りや幼い様子は、この年齢ならではのものと感じます。
すぐに大きくなる子ども
地域の公民館や小学校の教室をしているためもあり、私の稽古所には子どもが多いのですが、子どもは驚くばかりあっという間に大人っぽくなります。素踊りで可愛らしい着物で踊る期間は、意外と少ないと感じます。小学校高学年になると、すっきりと無地の着物で男踊りを好むようになったりもします。
好奇心
小さなお子さんは好奇心の塊で、パワーもみなぎっています。
浴衣も帯もお扇子も生活の中にはないものかもしれませんが、何も違和感なく何?何??と目を輝かせています。このくらいの歳に正座することやおじぎをすることなどを当たり前と思えることは、これからの人生をきっと輝かせてくれるに違いないと感じます。
第十回のおさらい会
5月1日に第十回のおさらい会を迎えます。
小さな頃から通う中学生が、自分に子どもが生まれたらこの稽古所に通わせます。と言ってくれました。
私は何歳になっているかしら?と笑ってしまいました。
理由を聞くと、日本文化を学べて人にも伝えられるようにもなるのですよ!と答えたのです。
我の行く道
日本舞踊が好きで、着物が好きで、ただそれだけでがむしゃらに歩いてきた道ですが、これからの10年の行く道を照らされたような気持ちになりました。ひとりの出来ることには限りがありますが、伝える人、継いでくれる人を育てることで、私の意志が続くことになると気がつきました。とても嬉しい年明けとなりました。
育てる
これからの10年は、日本舞踊や日本文化が続くように、その人を育てることを考えながら進みます。
着物の美しさ、日本の所作の美しさ、そして日本舞踊の効用を国内外に知ってもらえるような人を育てます。
英語の話せる弟子
弟子の中には英語の話せる中学生もいます。きっと日本文化や日本舞踊のことを、英語にのせて紹介してくれるようになると確信しています。
何歳から習うのがよいですか?
私は迷わず思ったらすぐに習うといいです。と答えます。
小さければ小さいほど可能性が広がります。
とはいえ出会うきっかけが必要だと思うので、その出会った時が始め時でもあります。
稽古所では50歳から始めて名取になり、人生を輝かせている弟子もいます。
戸をたたいてみてください
今の時代戸はたたきませんね。
着物や日本舞踊のことが気になっている方は、是非お電話やお問い合わせしてみてください。
見学やお試しをすることをお勧めします。
10年後の未来
きっと日本舞踊を習って良かったと思えることと思います。
読んでくださっている方にとって、よい出会いのあることを願っています。