日本舞踊のいろは 〜舞台で踊ること〜 おじぎや体幹、力を発揮できるようになります!
《子どもの習い事》
子ども達は沢山の習い事をしていることが多いです。
ピアノ、スイミング、英語、バレエ、塾などなど。
私は日本舞踊を習うことは子どもの習い事にとても適していると感じています。
《競争ではないこと》
踊りが上手い下手はあると思います。
しかし、いわゆるリズムがとれる「間が良い」とか、
格好が良いという「形が良い」ということに加えて、
「似合っている」ということも大切なことです。
この「似合っている」ということが、とても良いのです。
《頑張ってできることと出来ないこと》
頑張って出来ることも多いのですが、どう頑張っても似合う似合わないということがあり、
単純に人との競争にならないことが多いです。
人と競争ではないということで、先週の自分とどのくらい成長しているか?
昨年の自分よりもどう成長したか?が基準となることから、
子ども達は人と比較されることから解放されます。
《日本舞踊》
稽古所では、小学一年生で浴衣を着て半幅帯が結べるようになります。
中学に上がる頃には、名古屋帯を結べるようになります。
そして、昨日の自分よりも成長して、昨年の自分よりも成長し、
仲間と高め合うことができます。
《子どもの習い事》
沢山の習い事がありますが、日本舞踊は子どもが自己肯定感を高めるには、
とても適していると感じます。
簡単に点数をつけることが不可能で、大人も知らない着付けや踊りを踊ることで、ほとんどの方は褒めてくれます。
何点ですごい!という成果による褒め方ではなく、その子自身が素敵だという褒め方をしてくれることが多いです。
《師匠の私も》
幼少時代から沢山の習い事をさせてもらった私は、結構疲れた子どもでした。
その私が小学生で日本舞踊に出会って、人と競争することから解放されて自己肯定感を高めることができて、名取、師範となり、今では子どもから大人までを教えています。
日本舞踊と出会えて良かったと心から思うこの頃です。
《日本舞踊と出会い》
着物が自分で着られるようになりました。
友達にも着せてあげられるようになりました。
長唄や清元などに合わせて、指先を伸ばして踊れるようになりました。
自信がつくと、深い息が出来るようになりました。
猫背だったはずがピンと背筋が伸びるようになりました。
しっかりと人の目を見て話すことができるようになりました。
夢を語るようになりました。
そして、人に伝えたくなりました。