【ブログサポート60】初心者でも簡単に使える「はてなブログ」のメリットとデメリット
起業家インタビュー(聞き手 新井一@起業18フォーラム)
今回は、1600人以上の子どもたちを指導し、親子で楽しむ「魔法の読み聞かせ」を提案している馬場早織さんにお話を伺いました。英語嫌いの原因や、家庭でできる効果的な英語教育方法について詳しくお聞きします。では、馬場さんよろしくお願いいたします。
おうちキッズ英語代表 馬場早織(ばばさおり)さん
英語好きな子どもが育つ「魔法の読み聞かせ」を伝授している子ども英語教育の専門家。この講座の受講生は7歳の子どもが3カ月で親子で270冊英語絵本を読破。5か月で英語を音読できるようになり、親子で英会話できるようになりました。講座は「英語苦手な私でも子どもに自信をもって絵本の読み聞かせできるようになりました!」と多くの人から高評価を得ています。
英語を嫌いになる子どもが増えている?
新井: 馬場さん、最近「英語嫌いの子どもが増えている」という話を耳にしますが、それはなぜでしょうか?
馬場: そうですね。私もよく親御さんから「子どもが英語を嫌がるようになった」という相談を受けます。その理由を探ると、いくつか共通点が見えてきます。
英語嫌いの原因は?
新井: どのような共通点があるのですか?
馬場: 小学校5年生から英語に苦手意識がでてくる子が多いです。通知表の評価もつきます。
一つ目は、小学校高学年で求められる読み書きの負担です。特に、小学校5年生になると、アルファベットの練習や単語の暗記が増える一方で、英語に触れる時間が限られているため、子どもたちにとって「やらされている感」が強くなります。
もう一つは、授業中に求められる発表のプレッシャーです。発音が間違っていたり、答えを間違えたりすると、周囲から指摘されたり笑われたりすることを恐れてしまうんですね。その結果、英語に対する苦手意識が芽生えやすくなります。
中学校で広がる英語格差
新井: では、小学校から中学校に進むと、英語が好きな子と嫌いな子の差はさらに広がるのでしょうか?
馬場: はい、中学校では「小学校で英語を学んでいること」が前提で授業が進むため、格差が一気に広がります。具体的には以下のような基礎力が求められます。
- 600~700語程度の単語を理解していること
- アルファベットの読み書きができること
- 自己紹介ができること
- 身近なことについて簡単なやりとりができること
- 簡単な文章を書き写すことができること
これらを身につけている子どもは、中学校の英語授業もスムーズに進められます。しかし、小学校で英語の接触時間が少なかった子どもは、「どうして周りについていけないんだろう」と焦りや不安を感じるようになります。
新井: それは確かに、英語が苦手な子どもにとって厳しい現実ですね。
馬場: そうなんです。この「英語格差」を埋めるためにも、学校だけでなく家庭での英語接触時間を増やすことが重要になります。
週1回の英語教室だけでは足りない理由
新井: 英会話教室に通わせている親御さんも多いですが、それだけでは不十分なのでしょうか?
馬場: はい、週1回の英会話教室だけでは、英語を話せるようになるには時間がかかりすぎます。言語を身につけるには最低2,200時間の接触が必要だと言われていますが、小学校~高校までの日本の学校教育での英語授業時間はその半分以下の時間しかありません。
さらに、日本語と英語は言語的に非常に遠い関係にあるため、ヨーロッパ諸国の人々が英語を習得するよりも時間がかかります。加えて、日本では英語を話す機会がほとんどなく、子どもたちが日常的に英語を使う環境がありません。
家庭で英語環境を作るメリット
新井: その不足を補うためには、家庭での工夫が必要ですね?
馬場: その通りです。家庭で英語環境をつくることで、学校や英会話教室の学びを補完するだけでなく、次のようなメリットがあります。
お金と時間の節約
送迎の手間がなくなるので、親も子どもも楽になりますし、教育コストを削減できます。
親子の特別な時間が作れる
小さいころに親子で一緒に英語を楽しむことで、子どもが成長して親離れする前の貴重な時間を共有できます。
特に、10歳までの期間がカギです。この時期までにどれだけ自然に英語環境を作れるかが、英語力の土台になります。
1日10分の「魔法の読み聞かせ」で英語を楽しく!
新井: 馬場さんの提案する「英語絵本読み聞かせ」は、具体的にどのように進めるのですか?
馬場: 1日10分、親子で絵本を楽しむだけでOKです。発音に自信がない親御さんでも、楽しく読み聞かせられるよう、読み聞かせの添削を行っています。
ポイントは以下の3つです。
1、絵本を一緒に読む
簡単なフレーズを音読し、絵を指さしながら「What’s this?」「This is a dog!」のような簡単なやりとりをします。
2、ネイティブ音声を活用
親が英語に自信がない場合でも、音声付きの絵本を使えば発音の心配がいりません。
3、日常生活に取り入れる
絵本に出てきたフレーズや単語を散歩中や家の中で使うことで、英語が日常に溶け込む感覚を子どもに与えられます。
英語教育で悩む親御さんへのメッセージ
新井: 最後に、この記事を読んでいる親御さんにメッセージをお願いします。
馬場: 英語教育で大切なのは、無理をしないことです。1日10分の読み聞かせでも、子どもが英語を好きになるきっかけは作れます。そして、「親が楽しむ姿」が子どもにとって最大のモチベーションになります。特に10歳までの時期は、親子で英語を楽しむ絶好のチャンスです。ぜひ、今からお子さんと一緒に英語の絵本を開いてみてください。それが、英語好きの第一歩になります。
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