英語プレゼン通して、「セレクション」のセンスを磨こう!
数学がきらいな方は手を挙げてください!
ラポールとは【懸け橋】という意味です。
プレゼンでラポールをかけて会場に一体感をもたらそう!というのが今回の課題です。
ラポールは、やはり、観客の意識をひきつける意味で、プレゼンで良く使われる手法で様々方法がありますが、簡単にできるのは、会場に自分の課題に関する【問いかけ】をしてみることです。
数年前のプレゼンで、中1(当時)のM君が、数学のおもしろさを伝えるために、冒頭でこんなラポールを会場に投げました。
“Do you like math?”
(あなたは数学が好きですか?)
“Raise your hand if you don't like math?”
(数学が嫌いな方は手を挙げてください。)
すると会場の何人かが、手を挙げました。
それに対して、彼は、
“I understand why you guys don't like math.”
(あなた方が、数学が嫌いな理由は良くわかります。)
と理解を示した上で、「ゼロのゼロ乗」など、数学の難題をいくつか紹介し、それらを解明することは、宇宙の謎を解くことにつながる可能性があることを説明しました。
学校で勉強する、特に成績を上げるための数学とは全く違う視点で、数学を見ることの興味深さ、壮大さを提示していきました。
最初にラポールをかけたことで、M君は見事に数学嫌いな人たちもプレゼンにぐっとひきつけていくことに成功したのです。
会場にサクラを忍ばせよう!
ラポールの課題を出したので、皆さん、それぞれ、英語で観客を惹きつけるラポールを考えてきましたね!
その中で一つ紹介したいのは、木曜クラスのS君(小5)の恐竜についてのラポールです。
Raise your hand if you can say one dinosaur name, please.
Anybody?
(恐竜の名前を一つ言える人は手を挙げてください。どなたか?)
実際に観客に何かを答えていただく、一歩突っ込んだラポールです。
今回の授業では、やはり恐竜に詳しいRさんが、すっと手を挙げて、英語で珍しい恐竜の名前を言ってくれました。
しかし、本番で誰か手を挙げて答えてくれるかは、全く不透明です。
シーンとしてしまうと、しらけてしまいます。
そこで、本番、クラスメイトに、誰も手を挙げて言ってくれなかったら、何か恐竜の名前を言ってくれるよう、あらかじめお願いをしておきましょう!
つまり、会場にサクラをスタンバイしておくのです。
(そこまでしても、効果的なラポールは用意しておきましょう!)
ちなみにその後、S君は、自分は、約100体の恐竜の名前を言えることを伝えます。
その際、20体ほどの名前を早口で実際言ってみます。
そして主題である、最近化石が発見された、マイプについて紹介するという展開です。
冒頭のラポールが鮮明に課題を際立たせる構成です。
でも、サクラ以外の人が手を挙げたら、その方をあてるようにします。
やはり、偶然性の方が盛り上がるのです。
しかけたものは、なんとなく伝わるものです。
一期一会のプレゼン、あらゆる手段を講じて、皆の心の残るプレゼンにしましょう!
Global kids英語会代表
(株)ダイバース・キッズ代表取締役
豊田朋子
Global kids英語会
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Global youth英語会
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