◆おひとりさまが不安を感じていることとは？◆～おひとりさま女性～
こんにちは。
司法書士 行政書士 山口里美です。
ありがたいことに、おひとりさまに関するコラムがご好評をいただいております。
認知症などを患い判断能力が衰えてくると
財産の管理や医療契約などを自分ひとりでおこなうことが難しくなります。
すると、大切な財産を浪費してしまったり、
適切な医療サービスを受ける機会を失ったりしてしまいかねません。
そのようなことに備える手段のひとつが、任意後見契約です。
任意後見契約とは、
｢今は元気でなんでも自分で決められるけど、将来、認知症になってしまうと心配」と不安を感じている方が、
あらかじめ自分の生活を支援してくれる人＝任意後見人と自分が望む支援の内容を契約しておくものです。
成年後見制度は、
認知症や精神障害により自分自身で重要な判断ができない人に不利益が生じないよう、
法律的なことや生活面に配慮しながらさまざまな契約や手続きを支援してくれる成年後見人を定め、
これらのことをお願いする制度です。
平成12年にスタートしたこの制度は、今では20万人の方に利用されています。
任意後見人には、家庭裁判所が選任する監督人が付きます。
監督人が後見人の仕事を定期的にチェックしてくれるので、
成年後見人が本人の財産を流用するといった不正が起こりにくい安心できる制度です
元気なおひとり様こそ、自由に生きるための備えが必要ですね！！
★揉めないための「大人世代の法律知識」をこれからも皆様に御伝えしてまいります！
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