一人で取り組む婚活から、人の手を介した婚活へ。成婚というゴールに向け伴走（2/3）

理想の結婚をイメージするとともに、客観的に自分を見つめることが成婚への道

　宮崎さんは大学卒業後、コンサルティング会社に就職。人材教育に携わった経験をもとに、流通・不動産企業に転職後は人材開発業務に従事します。その後、総合不動産企業に勤め、27年間の勤続を経て2023年3月に定年退職しました。

　「退職後、何か新しいことを始めたいと思案していた時に出会ったのがIBJです。婚活に臨まれる会員さまの事情や考え方をありのままに受け止め、支援する婚活カウンセラーの仕事は、これまでのキャリアの中で求められてきた調整力や段取り力、モチベーションについての考え方が生かせるのではないかと思いました」

　2023年11月に開業し、幸せな家庭を望む人たちに寄り添う宮崎さん。「自分にとって理想の結婚を具体的にイメージすることと同じくらい、成婚のためには客観的な視点で自分を見つめることが大切」と力を込めます。

　「コンサルティング会社に勤務していた時、自己理解や対人関係の進展に役立つ心理学モデル『ジョハリの窓』を学びました。自分と他者との認識のずれを理解し、コミュニケーションを円滑にするためのツールで、開放の窓・盲点の窓・秘密の窓・未知の窓の四つの窓から成ります。そのうちの『盲点の窓』は、『自分は知らないが、他人は知っている自分』を指します。自己の自分に対する認知と他者の自分に対する認知を近づけるためには、他者の目を通じて自分が気づいていない長所や短所を知るしかありません」

　成婚を目指し、真剣に向き合うからこそ、時には現実を踏まえ厳しい助言を送ることも。「壁に当たった時は一緒に考え乗り越えていきましょう」と呼び掛けます。

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