SNSの数字は伸びているのに、全く目的を達成していない中小企業の共通点
うん十万円かけた会社紹介動画が、
誰にも見られていなかった話
会社紹介動画を制作する中小企業が増えている。
「動画で認知を上げたい」「問い合わせを増やしたい」という目的で。
ただ、私が相談を受けてきたケースを見ると、効果が出ていない企業の方が圧倒的に多い。
問題は動画の質ではない。もっとシンプルなところにある。
数十万円をかけた動画が、効果ゼロだった理由
ある中小企業から相談を受けた。
目的は明確だった。
認知度を上げたい。問い合わせを増やしたい。
制作会社との打ち合わせを重ね、完成した動画は会社の強みをしっかり伝えるものだった。
しかし効果はゼロだった。
問い合わせは増えず、認知度にも変化はなかった。
原因を確認した。
シンプルだった。
動画が、見られていなかった。
HPのトップページに埋め込んではあった。
ただしそのHPへの流入がほとんどなく、動画が存在していても、見る人がいない状態だった。
制作費はかかっている。
完成した動画はある。
でも誰にも届いていない。
動画は最強のツールだ。ただし条件がある。
動画は、あらゆるコンテンツの中でも最強のツールの一つだ。
- 情報量が多い
- 文字では伝わらない空気感・感情を届けられる
- 見た人の記憶に残る
- 行動を促す力がある
これは本当のことだ。
ただし、これは全て「見られること」を前提にした話だ。
どれだけ良い動画を作っても、見られなければ存在しないのと同じだ。
動画の効果を語る前に、まずそこが設計されているかどうか。
これが全てだと思っている。
なぜ「見られない動画」が量産されるのか
多くの企業が、「動画を作ること」を目標にしてしまう。
制作会社との打ち合わせ、撮影、編集、完成。
このプロセスに多くの時間とお金をかけるため、完成した時点で目標を達成した気になる。
その先にある「どこで・誰に・どう届けるか」の設計が、抜けている。
20年間、法人営業をしてきた経験から言うと、これは営業に似た構造だ。
良いプレゼン資料を作ることに全力を注いで、そのプレゼンを誰に・いつ・どう届けるかを考えていない営業担当者と同じだ。
ツールの質を上げることに注力して、そのツールが届く設計を考えていない。
作ることが目的になった瞬間、動画は機能しなくなる。
あなたの会社の動画、今誰が見ていますか?
動画を持っている会社に、一つだけ問いを投げたい。
その動画は今、どこにあって、誰が見ていますか?
1週間で何人が視聴していますか?
その数字を把握していないとしたら、動画への投資はすでに止まっている。
このコラムで、解決策は書かない
動画をどこに・どう配置すれば見られるか。
それは業種・ターゲット・現状の集客経路によって全部変わる。
一般論で書ける部分には限界がある。
ここまで読んで、自分の会社の動画のことが少し気になった方がいれば、まず現状を確認することをお勧めする。
ブライトビューメディアでは、動画の制作前に「どこで・誰に・どう届けるか」の設計から始めている。
すでに動画があって活用できていない場合も、現状の確認から対応している。
実際に作るかどうかの話は、その後だ。


