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馬屋原康平

マネーセミナーおよび資産形成に強いFP

馬屋原康平(まやはらこうへい) / 独立系FP

ブライトリンクス株式会社

コラム

お受験世代のママ、パパ必見!(これから結婚する独身の方もぜひお読みください)

2018年9月1日

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 退職 手続き退職金制度 導入

皆さん、こんにちは。
今回は現代における教育資金と、ライフプランについて書いてみたいと思います。
特にまだお子さんが小さい方、新婚カップルやこれから結婚しようという方に読んでいただきたいと思います。

少子高齢化時代の子供の教育資金とライフプランについて考える




ご存知の通り、現代の日本は極端な少子高齢化社会となっています。
子供や若者が少なくなって、高齢者の割合がどんどん増えていっているという事は、皆様もお分かりになると思います。

子供一人あたり教育費の増加


子供の数は少なくなってきましたが、その代わりに1人のお子様の教育にかける費用は、昔と比べると多くなってきています。私自身は、中学を受験して私立の付属校に進学しました。その頃は同級生でも受験するという子は、学年全体でも10人くらいしかいなかったように思います。今は地域にもよると思いますが、相当な割合のお子様たちが、小学校、中学校を受験するような時代になってきていると思います。

お子様の進路については、もちろん本人の希望もあると思いますが、小学校、中学校くらいですと、お父さん、お母さんがお子様に対して、どのような教育を望んでいるのか、将来どうなって欲しいかによって進路も変わってくるかと思います。



お子様にどんな将来を望みますか?


将来的に東大など国公立大学に進学して、高い知識レベルなどを必要とする専門的な職業について欲しいと考えているケースや、早い段階で大学まで繋がっている私立の付属校に進学して、お子さんに受験勉強の負担を減らして、時間にゆとりを持って、豊かな学生生活を送って欲しいと考えるケース、それ以外にもいろいろなケースが考えられるかと思います。

もちろん受験して有名な学校に入ることがベストとは限りません。地元の公立の学校に通う事でも得られることはたくさんあります。それぞれにメリット、デメリットがあると思いますので、お子様の個性や、やりたいことに合わせて良い選択をしてあげたいものですね。

私自身も子供がいますが、いずれにしても子供のためにできる限りのことはしてあげたいというのが、親としては誰もが思うところだと思います。
今の時代は、お子様の教育に関しても、いろいろな方法、考え方がありますので、綿密に計
画を立てたいというような場合は、専門家に相談するのも有効かと思います。



晩婚化が及ぼす問題について


少子化と同時に、晩婚化、非婚化も進んでいます。
いまや男性の5人に1人、女性の10人に1人くらいは、一生の間に一度も結婚しないというデータも出ています。
結婚される方でも、年々晩婚化が進んでいます。
それによって、30年前と今とでは、将来設計を考える時に注意しなければならないポイントが大きく変わってきています。
今回はそれについても、お話ししたいと思います。

40年前のライフプラン(団塊世代のライフプラン)


40年前くらいのいわゆる団塊世代の一般的なライフプランのモデルはこんな感じでした。

20代半ば~後半で結婚、その頃に第1子誕生

40代後半~50歳前後で第1子が成人、独立

50歳~60歳定年退職までの期間は、教育費がかからなくなったので、自分たち(親)の老後の資金のために貯蓄

60歳退職、退職金支給、公的年金支給開始

ゆとりある老後

おそらくこの記事を読まれている方の多くは、上記の例でいうと子供の世代に当たる方ではないかと思います。
ご自身のご両親などを思い浮かべていただければ、なんとなくイメージが出来るのではないかと思います。

女性が活躍する社会に


現代の日本はどうでしょうか?
女性の社会進出とともに、ビジネスの場で活躍される女性の方も昔と比べると多くなり、高いスキルを身に付けて、キャリアを積まれている方も大勢いらっしゃいます。それとともに結婚する年齢は年々高くなっていき、特に都市部ではそれが顕著になっていると思います。

初婚の平均年齢が30歳を超えてきています。特に都会では30代後半~アラフォーで初婚という方も珍しくありません。
そうなると、先ほど示したようなライフプランはどうなるでしょうか?

現代のライフプラン


30代半ば~40代で結婚、第1子出産

60歳退職、退職金は?公的年金は65歳からなので仕事をしなかった場合は収入0

その頃、子供はまだ学生 
高校生~大学生、学費がかかる

60代半ばくらいで卒業、社会人に

自分たちの老後に突入するが、50代で貯める余裕がなかったため貯蓄残高に不安

こんなようなライフプランになる方が多いのではないでしょうか?



これからの時代の老後の計画について


なんとなく不安には思っているものの、実際にその時になってみないと、実感もないし、自分の親はとりあえず、普通に老後の生活も送っているので、自分もきっと同じような感じでやっていけるんじゃないかと思い、特に何もしないで、そのまま過ごしているという方も多いと思います。このままでは老後困りますよね。

では、今の時代には、いったいいつ老後の資金を準備したら良いのでしょうか?
上記のライフプランの流れを見て考えてみてください。

将来の資金をいつ準備すればいいの?


そうです。
この時代は、老後の準備をするのに最適な時期は結婚前から~子供が中学、高校入学前くらいまでの期間しか、余裕を持って資金を準備できる期間が無いんですね。
これはなかなか難しいことだと思います。
老後のことを実感するのが難しい若い頃に、老後に必要な資金を貯めないといけないという事になります。

明るい未来のために


これからの時代は、20代30代の時期に、いかにして将来のための資産運用の土台になる部分を作っておけるのかという事が重要になってきます。
お子様の教育資金も、もちろん重要ですが、お子様にお金がかかるようになる前に、少しでも早めに、自分の未来のためにも、しっかり考えておきたいものですね。

2017年5月
2018年9月加筆修正

この記事を書いたプロ

馬屋原康平

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