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橋場健

将来のお金の不安を取り除くファイナンシャルプランナー

橋場健(はしばけん)

ブライトリンクス株式会社

コラム

インフレって良い事じゃないの?そう思っているあなたは絶対読んでください!

2018年4月21日 / 2018年5月12日更新

皆さん、こんにちは。
なかなか将来の見通しが立てにくいこの時代に、ちゃんと貯蓄できていますか?
よくニュースなどでインフレ、デフレという言葉を聞くことがあると思いますが、この言葉の意味を理解されている方は意外と少ないように思います。インフレというのは、全体的にモノの値段が上がって、それに伴ってお金の価値が下がっていくという状態です。
今回はそんな「インフレ」について学んでいきましょう。




インフレとは?


例えば、ペットボトルの水が100円だったものが、120円に値上がりしたとします。
当たり前のことですが、100円の水は100円玉1枚出せば買えますよね。それが120円に値上がりするとどうでしょうか?
100円玉1枚で120円の水は買えないですよね。でもそのペットボトルの水は同じ水です。つまりお金の価値が下がっているという事になります。
1980年代後半~90年代半ばのバブル景気の時代は、まさにインフレの時代でした。モノの価値がどんどん上がり、株価や土地の値段もどんどん上がっていきました。この時代は逆にお金の価値はどんどん下がっていたという事になります。ここの感覚が実は意外と分かりにくくて、実感しにくいところかと思います。




インフレの反対のデフレとは?


モノの値段が下がって、それに伴ってお金の価値が上がっていくという状態です。
先ほどのペットボトルの水の例で考えると、100円だった水が80円に値下がりするとどうなりますか?
値下がり前は100円玉で水だけしか買えませんでしたが、デフレで値下がりすると、20円余るので、他にもプラスαでおやつなど購入できることになります。
つまり持っている100円玉1枚で買える物が増えるという事は、お金の価値が高くなっているという事になりますね。
1990年代半ばにバブルが崩壊してからの日本は、20年余りの長い期間、景気が低迷していました。この時代はデフレの時代です。モノの値段は徐々に下がっていき、消費者にとってはそんなに悪いことではないような感じもしますが、モノの値段だけでなくお給料なども上がらずに、むしろ下がっていくというような時代となっていました。

デフレだと何がいけない?


給料は増えないけれど、モノの値段も下がっているので、その部分だけ見ると特に悪い部分は無いように見えます。年々物価が下がっていくという事は、すぐに買わなければならない物でなければ、待っていればどんどん安くなるので、モノが売れなくなります。モノが売れないという事は、それを作っている会社や、それを売っている会社は売り上げが下がっていくため、業績も下がっていきます。もちろんそれとセットで、皆さんがもらえるお給料も下がっていきます。

近年は?


長期に渡って、そのような時代が続いていましたが、数年前に第2次安倍内閣がスタートしてから、その流れを変えるべく、日銀とともにアベノミクスという経済政策を始めました。デフレの世の中では、経済も停滞してしまい、今後の展望も明るくならないため、これから先の時代に向けてインフレの世の中にしていこうという事で、物価の上昇の目標を年2パーセントと設定して、金融緩和など進めてきました。
アベノミクスがスタートした直後は円安、株高が進み、一時はリーマンショック前の水準まで景気も回復してきたかに見えました。しかしながら、ここ最近は、その後の世界情勢の変化なども影響して、再び為替は円高方向に振れて、株価もピーク時からは少し落ち着いた状況になってきました。




マイナス金利


2016年から、日銀は景気を良くするための政策の一環として銀行に対してマイナス金利を導入しました。普通の感覚では銀行などにお金を預けると、利子がついて少しずつ増えるというイメージだと思いますが、マイナス金利というのはお金を預けておくと、逆に預けている側が、利子を払わなければならないという不思議な状態です。もちろん一般の人がお金を預けた場合はさすがにマイナスにはなりませんが、マイナス金利政策によって、個人が銀行に預けた場合の金利も、元々低かったものが、さらに下がって、限りなくゼロに近いような状況になってきました。
アベノミクスも現時点では決して順調にいっているとは言えませんが、国が主体となってインフレにしていこうという姿勢は続いていますし、過去の流れを見ても、長い目で見れば徐々にインフレが進んでいく可能性は高いと言えると思います。




銀行に預けるとどうして危険なの?


例えば世の中の物価が、毎年1%ずつ上がっていくとするとしましょう。
銀行に預けているお金の利子が年0.001%だとするとどうでしょうか?
今年100万円で売っているものがあるとします。物価上昇率が1%だとすると、翌年になると101万円に値上がりします。その状況で銀行に預けているお金は、なんと1年経っても1000,010円にしかなりません。モノの値段が1万円も値上がりしたのに預けているお金はたったの10円しか増えていません。
たった1年でこれだけですが、これが何年も続いていくと、持っているお金の価値はどんどん下がっていき、10年後、20年後は預けているお金の価値が最初の頃の半分くらいになってしまうかもしれません。
この状況で、自分が将来、豊かな老後を過ごしたいと思って、貯めているお金が、もしもこの例のようにほとんど利子の付かないところに大部分が預けられているとしたらどうでしょうか?
自分では将来安心して過ごせるようにと考えて、金額を設定して貯めていたにも関わらず実際にその時になってみたら、金額的には想定していた金額が貯められているかもしれませんが、実際にはその頃にはモノの値段が大幅に上がっていて、せっかく貯めていたお金の価値が大きく下がってしまっている可能性も高いです。
人間はどうしても目に見える数字に惑わされてしまいがちで、特にお金のように紙幣や硬貨に数字が表示されている物は、その数字で判断してしまいがちです。

将来へ向けて早めに対策を考えましょう!


今、特に何もしていなくて、なんとなく貯金をしているという方は、この低金利時代に何もしていないという事は、将来にとって大きなリスクとなってきます。10年後、20年後、30年後の未来に目を向けて、ぜひ少しでも安心して楽しく老後を過ごしていけるように、早い段階でぜひ考えてみてください。
そうはいっても、何から始めたら良いか分からない、どのような方法で資産運用したら良いか分からないという方も多いと思います。
それについては、また別の項で積み立て投資や外貨についてもお伝えしたいと思います。






2016年11月
2018年4月加筆修正

筆者が講師を務める
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この記事を書いたプロ

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