日曜日の夜になると憂鬱感と不安感で仕事に行きたくなくなる
朝目覚めると同時に激しいめまいで起き上がれない、身支度をして出勤しようとすると吐き気や腹痛が襲ってきて辛くてたまらない。こんな体調不良に悩まされている人はいませんか?
人間ドックにかかったり内科を受診しても特に悪いところは見つからず、実際は悪い病気なのに誤診で見落とされたのではないかという不安が押し寄せたり、原因がわからないことへの焦りからか症状は悪化する一方で、どうしたらいいのかわからないと悩んでいる人もいるでしょう。もしかしたら、原因は意外なところに潜んでいるかも知れません。
原因不明の体調不良や不安といった症状の特徴について
あらゆる検査をしても異常なしと診断されるのに、いざ仕事に行こうとすると体が重だるく熱っぽいと感じたり、言いようのない不安に襲われるという人は、自分自身が作り出した心のクセに左右されているかもしれません。
子どもの頃、普段は弟や妹ばかり可愛がって自分に無関心な親が、熱を出したりケガをした時だけは心配してくれたという経験はありませんか?
そのような経験があると、弱っている姿を見せることで誰かに助けてもらいたい、守ってもらいたいという心のクセが身につきやすくなります。心と体は密接につながっているものですから、初めは子ども心に親の気を引くためのちょっとした不調の訴えが、大人になっても治ることなく思考の傾向として残った場合、やがてそれが実際の体調不良を引き起こしてしまうことがあります。他の人よりも仕事や職場でストレスを感じやすく、心と体に拒否反応が出てしまうのです。
「ほどほどにだめな自分」でいる方が大切にされると感じ、安心感が生まれる、といった心の動きが出ているのかもしれません。無意識のうちに、病気でいることのメリットを感じてしまうこともあるのです。
また、いい成績を取ったり嬉しかったことを一緒に喜んでもらおうと報告したときに、親から不機嫌な顔をされたり、むしろ気持ちをくじかれるような反応をされた人は、自分はうまくいってはいけない、成功してはいけないという無意識が働いて、心にブレーキをかけてしまうこともあります。
弱くだめな自分でいることで得られる誤った安心感について
仕事とは本来、自分の能力を存分に発揮してその成果を認められ、自らを高めつつ成長し、成功へと進むものですが、元気な自分でいることへの不安やうまくいくことへの恐怖を抱いていると、できすぎる人間でないことを自らに課して「ほどほどにだめな自分でいる方が大切にされやすい」という誤った思考に基づく安心感と、その方が楽だという思い込みに囚われていることもあります。
そのような人にとっての仕事や職場は、他の人以上に自分への負荷が多く存在し、仕事に行くことそのものがストレスとなって、心と体に拒否反応が出てしまうと考えられます。
根深い思い込みや考え方のクセを解消するためには?
仕事に行くのが辛く体調不良が続く場合は、まずは身体的な異常がないか医師の診断を受けることが大切です。診断の結果、どこも悪くない、薬を飲んでも改善しない場合は、先にお話ししたような心のクセが原因になっている可能性があります。
子どもの頃から続く根深い思い込みや考え方のクセは、原因不明の体調不良といった実際の身体症状を引き起こすこともあります。健康でいることが親から見捨てられる恐怖に繋がってしまい、無意識に体調不良でいることが安心となってしまう場合があります。
もし何か思い当たることはあるとすれば、幼少期に体調不良になった時、どんなことを感じていましたか?親がやさしくしてくれるなど、良いことがありませんでしたか?
体調不良になることで得られた感覚があったとしても、大人になった今は、体調不良にならなくてもその感覚を得ることができます。
専門家のカウンセリングのもと、心理セッションで心のクセを解消して不安を取り除くことで、体調不良が改善に向かうこともあります。一人で悩まずに、まずはご相談ください。
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