仕事の納期が迫っている焦りやストレスでうつ病になりそうな不安
いつも何かをしていないと不安で、仕事のない休日が苦痛。休みの日も仕事が気になり休日出勤が当たり前で、オンとオフの区別がほとんどないような状況で過ごしている方。
また、何もせずじっとしている状況が我慢できないので、休みの日にも必ず予定を入れておかないと気が済まない…。
今回はこのような休日恐怖症に陥っている方の心理についてお話ししていきたいと思います。
休日も仕事が気になってリラックスできない人の特徴について
こんなことありませんか?
休みの日にも仕事のことが気になり、電話が鳴ると反応してしまったり、仕事用の携帯電話やメモが手放せず、常にスマホで仕事のメールをチェックしていたり・・・。
また、多忙でボロボロになっているのに、休日もリラックスして休むことができないため、休日に敢えて仕事の予定を入れたり、急ぎの仕事があるわけでもないのに出社して仕事をしてしまったり・・・。
平日も常に忙しい状況のため、休日も仕事をして少しでも仕事を進めたいという思いから、休日出勤をしてしまうのですが、ゆっくり休みを取れないという状況は、心や体に支障を来してしまうことにも繋がってしまいます。
さらに、疲れ切っているにも関わらず、心配事について考える時間がないくらい忙しい方が精神的に楽だと考える人もいます。
このような人の心にはいったい何が起きているのでしょうか?
休めない人の心理とは?〜自己の無価値感と休むことへの罪悪感
昔から働かざる者食うべからずという教えもあり、休みなく働くことは美徳であり、勤勉さと真面目さは日本人の特徴でもありました。
しかし、そのような価値観は時に、自他を養えない値打ちのない者は存在意義がない、一時でも自らが無為徒食の人間だと感じるのは耐えられないと感じてしまうこともあります。
このような心のクセを持っている人は、常に周囲と自分を比較して、休むと取り残されたり置いていかれるという不安に駆られてしまうこともあります。
そして、必要不可欠な休息の時間に対してさえ罪悪感を抱いてしまうので、常に何かをしていることで自らを安心させ、納得させようとするのです。
また、真面目ゆえに完璧主義で手を抜くことができないため、休んでいる自分はダメな人間だと思い込み、人よりたくさんの仕事を受け持ったり、いつも納期やノルマに追われるような仕事のやり方になってしまい、休日出勤しなければいけないような状況を自ら作ってしまうこともあります。俗に言う「ワーカーホリック」と言われる状態です。
休めない心のクセを解消し、休日を有意義に過ごすためには?
休日も休みなく忙しく立ち働いていると、達成感や満足感から一時の安心を得ることはできますが、多くの場合、心身は悲鳴を上げています。その証拠に、予定は入れたもののやる気が起こらず、結局計画の半分もできなかったということも多いのではないでしょうか。
また、休日恐怖症は自分だけの問題ではありません。休日も仕事モードでいることで夫婦の会話が減ったり、子どもに関わる時間がないために、母子家庭と同じような家庭環境になってしまう可能性もあります。
さらに、家でイライラしたり不機嫌でいる姿は家族にストレスを与え、身体的過労で倒れたり、うつ病を発症するなど、本人にとっても深刻な問題に発展しかねません。
このような事態に陥らないためにも、まずはあなたが最もリラックスできる時間を想像してみてください。友人と旅行に行ったり、家庭菜園やスポーツで体を動かしたり、掃除や洗濯の時間が気分転換になったりすることもあるでしょう。
また、昔やっていた趣味を再開するのも良いでしょう。
そのような休日の楽しい時間を想像したら、どんな感じがしますか?
心の底から笑ったり、楽しんだり、リラックスしたりできていますか?
もし、なかなかそれができないような感覚があるのであれば、どこかで休むことに対する罪悪感や恐怖があるのかもしれません。
休むことは決して怠けではなく、何よりも大切な心身のケアと心得て、自分だけでなく家族のためにも、自分を労り大切にする時間を作るように心がけましょう。
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