中二病って知ってますか?

シリーズ化してきた協調力、今日は家族編です。
家族というのは切っても切れない血のつながりが
時には絆になり、時には人を縛る鎖にもなる、
すばらしくもあり、やっかいなものでもあります。
家族は他の関係に比べて親密度の高いもの。
一般に、人は親密化するほど心を開いていくものですが、
それがある程度の域に達すると、今度は干渉や深刻化を避ける為
「内面的自己開示」を避けるようになるのです。
つまり、家族だから秘密を持つのは良くないとか
なんでも相談しようと思うのはお互いの衝突の元になります。
何も言えない事、言わないことが愛情の深さだという事もあるのです。
ただし、何も言わない事と嘘をつくのは別な話です。
毎日一緒にいる時間の長い家族、特に女性(母親や奥さん)は
視線やしぐさ、ちょっとした表情に表れる嘘のサインを見抜いてしまいます。
嘘をついているのはわかってもその嘘がどんなものかまではわからないので、
相手の為を思っての嘘でも、家族の関係をギクシャクさせてしまいますから
注意しましょう。
最後に、人間には家族、友人、職場などいくつかの独立した世界が必要です。
そして、その独立したグループ同士は交流が少ない方が心理的に健康で
いられると、心理学者ハーシュの研究から判明しています。
例えば家族で一緒に仕事をしている場合、その関係性が悪くなったら
仕事も家庭も両方失いかねません。
また、お互いの家族ぐるみで友人付き合いをしている場合、その家族の中の
誰か一人とうまくいかなくなっただけで、相手の家族全員と疎遠になる可能性が
あります。
そういう大きなストレスを避けるためには、家族、友人、職場それぞれの
人間関係は分けた方がいいと考えられるのです。
大切な、でも難しい家族関係のコツ。
1.秘密や言えない事はあって当然
2.でも嘘はつかない
3.家族とそれ以外の関係は分ける
悩んでいる方は心がけてみて下さい。
いままでより、すこーし楽に生きられるかもしれませんよ。



