性格に合った目標設定をしよう

私のクライアントさんには、頑張り屋で努力家で回りにとても気を使う方が多いです。
頑張ること・努力すること・回りに気を使うこと、どれも悪いことではないですよね。
だから私のクライアントさん達は、人に好かれ友人も多く回りに頼られていることも
よくあります。
ところが・・・みんな辛さを抱えています。
努力することや頑張ること、回りに気を使うことに疲れて、
何もかも投げ出してしまいたいとか
時にはこのまま死んでしまってもいいや・・・などと思うこともあるそうです。
努力や頑張りは、自分の成長に繋がったり目的を達成する充実感を味わえる
その一方で、それが辛さや苦しさになってしまう人もいる。
この違いはどこからくるのでしょう?
それは「自分が望んでいること」をやっているかどうか。
自分が楽しいと思うことなら何時間続けても、なんなら寝なくても元気に続けられる
という経験はありませんか?
私はビジネスパーソンの頃、毎日終電で帰ったり、時には徹夜をしたりという生活を
何か月か、時には年単位で続けていましたが
その合間に自分が学びたい色彩学や心理学を学んでいて
人には「頑張ってるね!!」と言われていましたが、ちっともそんな気はなく
むしろ楽しんでいました。
でも、自分の望まない「お客様の為にならない提案」や
「会社が勝手に作った高すぎる売上目標」の為の行動はやはり苦しくて、
ストレスで胃潰瘍になったり、偏頭痛が悪化したりしました。
「頑張ること」や「努力すること」「回りに合わせること」が辛いと感じているなら
それは過剰適応かもしれません。
「過剰適応」とは本来の自分の感情・気持ちを抑えて回りに合わせすぎてしまうこと。
最初はいいのですが、過剰適応している人は自分を押し殺しているので
どんどん苦しくなりある日ぽっきり心が折れます。
また、相手も自分と同じようにしてくれないことに怒りを持つようになります。
そして、どこかでその怒りを爆発させ、今まで築いた周囲との関係を壊してしまいます。
その後、そんな自分に罪悪感を覚え、これまで以上に過剰適応し、また爆発・・・
というスパイラルを繰り返していきます。
もともとは環境に合わせて生きていくため、身を守るために必要な「適応」ですが
度が過ぎてしまうと自分を抑える「過剰適応」となってしまいます。
無理をして合わせすぎてしまう「過剰適応」から精神的不調が続き、適応障害に
なる方も少なくありません。
今、「頑張ること」や「努力すること」「回りに合わせること」が辛いと感じている方、
過剰適応していませんか?
まず気づくことがそこから抜け出す第一歩です。
斎藤せい子のWebサイトはこちら
アルテミス・アレス Artemis-ares



