お母様の振袖をお嬢様がお召しになる特別感

杉山幸恵

杉山幸恵

テーマ:振り袖

成人式が終わったばかりですが、すでに来年の成人式予約のお問合せがあります。成人式当日までに前撮りを済ませて当日も着物で出席するといった流れの予約が、年々早くなってきているように感じています。
振り袖④
アントワープブライダルのお客様の多くは、お母様のお召しになっていた振袖をお嬢様がお召しになり、お支度&撮影のご依頼です。とても素敵な事ですよね。大切な1日を私共にご依頼いただける事に大変感謝をしております。そのようなご依頼の中で良くあるご質問をまとめてみました。

Q1. 着物・帯・小物まで全てお母様の時と同じようにするのもいいけれど、古く感じませんか?

A. お母様の時代の色使いなどは現代色はあまり使われていなかったので、昔のトーンですべて合わせると少し古く感じるかもしれません。帯締め・帯揚げなどの小物を現代の小物で合わせたり、伊達衿の色で差し色を添えてみたり。アンティーク感と現代色を組み合わせる事によって 新しさを演出できます。

Q2. サイズは合っているのでしょうか。

A. 着物は「おはしょり」の部分で着丈は調整しますので、少々の身長差はカバーできます。手の長さが影響する「裄丈」はお嬢様の方が長い方が多いと思います。その場合は、撮影する場合のポージングで着物の短さがわからないように工夫しますので、カメラマンにお任せください!お嬢様はかわいい笑顔を作るだけです!

Q3. 着物のメンテナンスはどのようにしたらいいでしょうか。

A. 昔のしみや黄ばみなどが気になる場合は、購入した呉服屋さん、またはデパートなどの呉服売り場にご相談されるといいと思います。着られた後も「メンテナンス」として対応してくださるので気軽に行かれてみてはいかがでしょうか。意外に「胴裏」が黄ばんでいることもあるので裏だけ交換する事も出来ます。

昔の着物は現代では希少な手染め・手織り・手刺繍のような技法で立派に作られています。素敵な振袖をお召しになって一生に一度の思い出になる写真を残していただきたいと思います。そして、お母様の二十歳のときの思い出話を聞けたり、親子の会話に花が咲く一時でもありますね。毎年、素敵な母娘様にお会いして、大変うれしく光栄に思います。私も亡き母を思い出しては今頃、感謝したりしております。(^^) 今年も皆様のご来店をお待ちしております!
振り袖①
振り袖②
振り袖③
成人式⑤

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杉山幸恵
専門家

杉山幸恵(着付け師)

株式会社 アントワープブライダル

今まで10,000件以上の着付けを経験し培ってきた顧客コミュニケーションを元に苦しくなく着崩れしない着付けに定評がある。プロの着付け師を育てる技術とビジネスマナーを指導。

杉山幸恵プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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