遺されて処分するのに手間がかかるものの片づけ
たくさん持っていて片づけにくいものといえば、本・洋服・食器があげられます。
特に今の70~80代の世代では輸入食器がとても珍しく、持つことがステータスだったこともあります。なぜかセットで揃えられていることが多い。それが大人数で集まることもあるご家庭では2セット、10枚単位で小皿、スープ皿、大皿にいたると相当な量です。
洋食器だけでなく、和食器がはいるとさらに数が増え、しかも大きさもまちまちで重ねられないものも多くあり片づけを困難なものにします。
食器は重いので、食器を片づけるのは肉体的にもとても大変です。
親が元気な家の食器を片づける場合
親がまだ生活するので、使いやすいようにするのが目的になります。
大皿や重い食器を食器棚のメインの場所から外して下のほうに移動させたり、そろいの枚数ではなく、普段使う2~3枚を残して他を別の場所にしまうようにします。
この時に思い切って、家で使うからと言って持ち帰って処分するのも簡単な処分法になります。
親御さんに捨ててとか、捨てるよといった言い方はトラブルのもとになりますので注意が必要です。
親が家に住まなくなった時
施設に入るとか、お亡くなりになったときなどです。時間の制約があったりするので早く動くことが大事です。
また、いずれは家の処分も考えられるので、まず自分の使いたい食器があればピックアップしましょう。
自分の家にすでにある種類の食器なら自宅の食器と差し替えでなるべく自宅の分を処分するようにしましょう。
小さい頃に使っていた懐かしい食器を持ち帰る時も、必ず自宅で使うことを前提に選ぶようにされるといいですね。
その他の食器は、箱に入ってないとリサイクルショップでも受け付けないので、
例えば「ご自由にお持ちください」と家の前に出すとか、
自分が使わなくても処分するには惜しい食器ならば友人に聞かれるのも案外いい処分方法となります。
「食器は使うものです」
使われてこそ、その価値があります。
どんな形でも使うようになさってください。
残念ながらどこにも使い道がない食器は、土に返すつもりで不燃ごみで出してしまいましょう。捨てる時も重量があり、割れたりするのでいっぺんには出せなかったりします。自治体によっては重量が増えると不燃ごみではなく、粗大ごみとして有料収集になるところもあります。しかも高齢になると不燃ごみは出しにくくなるので、元気なうちに、少しずつ出していかれることをお勧めします。
片づけに迷ったとき、そういった時にはタイミングをまよわずに、まずお声がけください。
ご連絡は直接お電話または下記のフォームよりお申し込みください。
ご相談だけでもご遠慮なくお声がけください。