無意識に自分を追い込んでいませんか?

新しい挑戦の“初日”に、なぜかうまくいかない。
そんな経験、ありませんか?「よし、やるぞ」と決めたはずなのに体調を崩したり、予期せぬトラブルに見舞われたり……。
まるで何かに出鼻をくじかれるようなその現象、実は 「あなたが本気で変わろうとしている証拠」 かもしれません。
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は、変化の初日に起きやすい“揺り戻し”についてお届けします。
揺り戻しとは?
「揺り戻し」とは
変化を始めたときに元に戻そうとする無意識の抵抗 のこと。
新しい一歩を踏み出すとき、心や体、さらには周りの環境までもが「変わりたくない」と働きかけてくる。
それが出鼻をくじかれるように感じる正体です。
大きな挑戦ほど起こりやすい
ダイエット、転職、トレーニング、起業…
大きな挑戦を決めたときほど、期待や不安が入り混じり
心も体も大きなストレスを感じます。
この緊張状態に「揺り戻し」はやってきます。
体調を崩したり、トラブルが重なったり……
一度は決めた覚悟をぐらつかせる出来事が増えるのです。
でもそれは「本気で変わろう」としているからこそ起きるサイン。
決して自分の意志が弱いからではありません。
3つの揺り戻しパターン
① 自分の内側からの揺り戻し
やる気が一気になくなったり
「今日はやめとこうかな」と言い訳が浮かんでくる。
変化への不安が心にストップをかけるときです。
② 身体・外側からの揺り戻し
決意した直後に風邪をひいたり
トレーニング初日にケガをしたり。
体が「今までのままでいたい」と訴えているサイン。
③ 環境からの揺り戻し
家族の体調不良や電車の遅延、予期せぬ仕事のトラブル……
自分の外側の世界まで「変化」を止めにかかってくるように感じます。
大きな挑戦ほど、こうした外的な揺り戻しが大きく表れるのも特徴です。
出鼻をくじかれることの利点
揺り戻しはつらいですが、決して無駄ではありません。
適応力を養う
初期の障害を越えるたびに、柔軟に対応する力がつきます。
忍耐力が鍛えられる
小さな失敗にも折れずに続ける姿勢が、次の挑戦にも活かされます。
現実的な期待を持てる
最初の壁があるからこそ、理想を高く掲げすぎず、一歩ずつ前進できます。
結論
挑戦の「初日」にうまくいかないのは
本気で変わろうとしているサイン です。
揺り戻しに気づき、受け止めて
「むしろ成長の証だ」と捉える視点を持ってください。
何度でも出鼻をくじかれてOK。
また始めればいい。
揺り戻しを乗り越えた先にこそ
あなたが望む変化と成長があります。
あなたの挑戦の初日には、どんな揺り戻しが起きましたか?



