感情を抑え込むことが、心と体を疲れさせているかもしれません

「なぜか前に進めない」
そんなとき、
「自分は怠けているのかも」と責めていませんか?
でもそれは 怠け ではなく
心の抵抗 が働いているサインかもしれません。
新しい挑戦や変化に踏み出す直前、
なぜか身体が重くなったり、集中力が落ちたり、
やたらと別のことに気を取られてしまう。
その状態こそが 心のブレーキ が作動している証拠なのです。
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は、心の抵抗の意味と向き合い方についてお届けします。
なぜ「進めない」のか
心の抵抗は、新しい挑戦や変化に対する 内側の不安や恐れ から生まれます。
これはとても自然な反応です。
未知のものに踏み出すとき
・「失敗したらどうしよう」
・「人にどう思われるだろう」
・「自分にできるだろうか」
そんな声が心の中に湧いてきます。
その結果、身体や意識が動かなくなる。
けれど、それは「怠けている」のではなく
心があなたを守ろうとしているサイン なのです。
自己共感と瞑想の力
心の抵抗が出てきたとき、大切なのは 自己共感。
自分を責める代わりに、まず「今、私は怖いんだな」「すごく緊張しているんだな」と、湧いている感情に寄り添います。
自己共感ができると、感情と自分との間にスペースが生まれる。
そのスペースがあることで、「じゃあ今、私は何を大切にして進みたいのか」が見えてきます。
また、瞑想はこのプロセスを助けてくれます。
短くても5〜10分、呼吸に意識を向ける時間を持つことで、心が静まり、抵抗の奥にある「本当の声」 に気づけるようになるのです。
トラウマとの向き合い方
もし とても強い抵抗 を感じるときは、そこに 過去のトラウマ が影響している場合もあります。
・以前、大きな失敗をした記憶
・過去に傷ついた経験
・幼い頃の「やってはいけない」という刷り込み
こうしたものが無意識の中でブレーキになっていることがよくあります。
その場合は、自己共感と瞑想を重ねながら
必要であれば専門家のサポート を受けることもとても大切です。
外からの助けを借りて、安心しながら一歩ずつ進んでいくことができます。
成長のサインとしてとらえる
覚えておきたいのは、抵抗は成長のサイン でもあるということ。
もし何も変化がなければ、心は静かです。
でも、大きな一歩を踏み出そうとするときほど、
心は守ろうとしてブレーキをかけてきます。
だからこそ、抵抗を感じたときには
「私、今ちょうど成長の入り口に立っているんだな」と優しく受けとめてあげましょう。
自己共感と瞑想を活用して、少しずつ心と対話しながら進んでいけば大丈夫。
あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
あなたは最近、どんな「心の抵抗」を感じましたか?
私のセミナーや研修でも、心の抵抗とうまく付き合いながら成長していく方法 を、たくさんの事例とともにご紹介しています。
みなさんと一緒に、学びを深めていけたら嬉しいです。



