コミュニケーションの質を根本から変えるヒント

スキルもスピードもあるチームなのに、なぜか進まない。
途中で空気が重くなる。
そんな経験はありませんか?
もしかすると「意志の共有」が置き去りになっているのかもしれません。
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は、プロジェクトで欠かせない「意志の共有」についてお届けします。
プロジェクトの成否を分けるのは、意外にも「意志の質」
やるべきことは理解している。
スキルも揃っている。
それでもチームが前に進まないのは、メンバー一人ひとりの心に火が灯っていないからです。
意志が曖昧なまま進めば、途中で力が抜ける。
誰かが止まると、空気が伝染して全体が停滞します。
だからこそ 「なぜやるのか」「自分はどう関わるのか」 をチームの中で丁寧に言語化していくプロセスが欠かせません。
自分の経験から学んだこと
私もかつて、自分の意志とは異なる方向性で進むプロジェクトに関わったことがありました。
どうしてもモチベーションが上がらず、結果も伴わない。
一方、自分が心から意義を感じた仕事では、自然と集中力が高まり、チームの成果にもつながりました。
この違いはとても大きかった。
チームのエネルギーが整っていると、スピードも質も段違いに上がるのです。
意志を合わせることの価値
メンバー全員が「なぜやるのか」を理解し、納得して進めば、プロジェクトは驚くほど力強くなります。
逆に意志がバラついたままだと、途中で噛み合わなくなる。
だからこそ、プロジェクト開始時に意志を合わせる場づくり がとても重要。
これは チームの心理的安全性 にも直結します。
意志が共有されているチームほど、互いの違いを尊重しながら前に進めるものです。
相手の意志に耳を傾ける
リーダーの役割は、ビジョンを語ることだけではありません。
メンバー一人ひとりの意志に耳を傾け、それを尊重する姿勢 が求められます。
「あなたはこの仕事を通じて何を大切にしたいのか」
「どんな貢献がしたいのか」
そうした対話が、メンバーのエンゲージメントを引き出します。
結果として、チームのパフォーマンスも自然に上がっていきます。
具体的な進め方
意志を合わせる場は、ちょっとした工夫で作れます。
・プロジェクトキックオフで「なぜやるのか」を共有する時間を設ける
・1on1でメンバーの意志や期待を確認する
・定例の中でも意志やモチベーションの変化を意識的に拾う
こうしたプロセスを重ねることで、チームは「形だけの合意」ではなく、腹落ちした意志の共有 ができるようになります。
結論
プロジェクトの成功は、意志の質に大きく左右されます。
スキルや戦略の前に、チームの「なぜやるのか」「どうありたいのか」にしっかり向き合うこと。
それが 結果を出せる組織の土台 を作ります。
リーダーであるあなた自身も、自分の意志を磨きながら、周囲の意志に耳を傾けていきましょう。
あなたのチームでは、意志の共有をどんなふうに行っていますか?



