メンタルを“習慣で育てる”セルフケアの視点

「なんだか疲れが取れない…」
「気づいたらイライラしてる…」
そんなとき、どうやって自分を整えていますか?
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は、危険な心のケアと正しい心のケアについてお届けします。
ビジネスパーソンが無意識にやりがちな“危険な心のケア”
お酒で気を紛らわせる。
テレビで頭を空っぽにする。
「気にしないフリ」でやり過ごす。
どれも一見リフレッシュに見えますが、実は逆効果になることも。
心の疲れを癒やすどころか、むしろこじらせてしまうことがあります。
ビジネスパーソンが無意識にやりがちな“危険な心のケア”と、
その代わりにできる、効果的なセルフケアをご紹介します。
感情は“内なる声”
まず大切なのは、ネガティブな感情=悪ではないということ。
怒り、悲しみ、不安は「満たされていないニーズ」があるというサイン。
たとえば、
怒りの裏には「わかってほしい」
不安の裏には「安心したい」
感情は“内なる声”です。
無視すると、どんどん大きくなって戻ってきます。
「一時的な安心」は悪循環を生むだけ
ところが私たちは、感情を抑え込んでしまいがち。
「平気なフリ」で乗り切ろうとしたり、暴飲暴食やエンタメで気を逸らしたり…。
でもそれは、根本解決にはなりません。
むしろ「一時的な安心」を繰り返すことで、
より強い刺激を求めるようになり、悪循環に陥ります。
結果として、心も身体も疲弊してしまうのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
効果的な心のケア
自己共感
感情を否定せず、ただ観察することからスタート。
その奥にある「本当の願い」に気づいてあげましょう。
瞑想やマインドフルネス
今この瞬間に意識を向ける。
思考や感情をジャッジせずに“ただそこにある”感覚を味わう。
運動・睡眠・栄養
心のケアは、体のメンテナンスとも密接につながっています。
必要に応じてプロのサポートも
自分では見えにくいパターンは、カウンセリングやコーチングが力になります。
感情は「邪魔なもの」ではありません。
その奥にある、あなたの本音や願いを知るきっかけです。
「頑張る」のではなく、「丁寧に向き合う」こと。
それが、自分らしく在るための第一歩。



