体力が仕事力を左右する 〜元もやしっ子エンジニアの実体験〜

「自分の心に従えばいいよ」
よく聞く言葉ですよね。
でも、ちょっと待ってください。
その“心の声”、本当に“あなた”の声ですか?
こんにちは、マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は、「心に従う」の“正体”について掘り下げます。
心の声は、いつも信頼できるわけじゃない
アーユルヴェーダでは、心の状態を3つに分類します。
サットヴァ(純粋性)
静かで澄んだ直感。
ラジャス(動性)
焦りや欲からくる衝動。
タマス(鈍性)
不安や怠惰からの逃避反応。
つまり、「心に従う」=常に正解とは限らないのです。
“本物の声”かどうか、見極めるサイン
- スッと腑に落ちる
- 体が軽くなる
- 胸がふわっと開くような感覚がある
このような「軽さ」や「解放感」があるときは、サットヴァの声である可能性が高いです。
一方で、要注意なのはこんな時
- 「やらなきゃ」と焦って決めている
- 不安やプレッシャーから逃げたくなっている
- 誰かの評価を気にしている
それ、タマス(鈍性)由来の心の声かもしれません。
どうすれば“本音”が見えてくる?
まずは、立ち止まること。
- 5分でもいいから瞑想して、自分を観察する
- 深呼吸して、「今、どう感じてる?」と問いかける
- 「これは本音か?それとも反応か?」と自問する
この“1テンポの余白”が、
あなたの直感の精度を高めてくれます。
心に従う=「楽を選ぶ」ではない
本当に心に従うとは、
自分の願いや信念に根ざした選択をすること。
「逃げ」や「思考停止」で進むのではなく、
「今ここ」に戻って、自分に正直に向き合うこと。
最後に、こんな問いを持ってみてください。
「この心の声は、私を前に進ませるものか?」
YESなら、進んでOK。
NOなら、少し静かに立ち止まるのも戦略です。
たしかに、スピード感は大事です。
でも、本物の直感は——
“静けさ”の中でしか目を覚ましません。



