社員が辞める理由が「給与」や「待遇」ではなく「感情のズレ」だったとしたら...

チームで「本音」が言えていますか?
「発言するのが怖い」「ミスしたら責められそう」
そんな空気がある職場では、創造性も生産性も生まれません。
メンバーが本領を発揮できるチームには、「心理的安全性」があります。
そして、その土台となるのが——共感力です。
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。皆さん、おはようございます。
今回は、NVC(共感的コミュニケーション)の視点から、
チームの信頼と安心を育む“共感の力”についてお届けします。
「心理的安全性」とは何か?
Googleの研究でも明らかになった通り、成果を出すチームの共通点は「心理的安全性」。
これは「自分の意見を安心して言える」「失敗しても否定されない」と感じられる空気です。
そしてその空気は、「共感的なやり取り」があるチームでしか育ちません。
共感力があるチームでは何が起きるか?
・メンバーが安心して本音を言える
・失敗や違いを責めず、対話が生まれる
・表面的な調和ではなく、深い信頼関係が築かれる
この「本音で話せる文化」は、NVC(共感的コミュニケーション)の土台でもあります。
NVCが教える「共感力の5ステップ」
1. 観察:評価せず、事実を見る。「Aさんは発言が少ないな」
2. 感情を読み取る:「緊張してるのかもしれないな」と推測
3. ニーズを探る:「安心して発言したい、というニーズがあるのかも」
4. リクエストする:「どんなサポートがあれば話しやすい?」と投げかける
5. 理解を深める姿勢を持つ:「どうしてそう思ったの?」と関心を向ける
共感がチームにもたらす力
共感は、単に「優しくすること」ではありません。
本音と向き合い、違いを認め合い、チームの力を最大化する“技術”です。
共感があるチームは強い。
そして、その始まりはたった一言の「寄り添い」からです。
今日の職場で、誰かの声にならないニーズに耳を傾けてみてください。
あなたの共感が、チーム全体に信頼の連鎖を生み出す第一歩になります。



