経営者・リーダーが感じている、脳のマルチタスク疲労は瞑想で解消

テーマ:瞑想


「脳のマルチタスク疲労」、感じていませんか?

  • 考えることが多すぎて、集中が続かない
  • 決めたはずなのに、また迷ってしまう
  • 何から手をつけるべきか、優先順位が見えにくい


実はその状態、『脳の情報処理がパンク寸前』のサインです。

マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。
今回は経営者・リーダーが感じている、脳のマルチタスク疲労についてお話します。




『瞑想』で、脳を静かにリセット


会議中のコミュニケーションエラーや意思決定の遅れも、この『脳の過負荷』から起こります。

では、どうやって解決すればよいのでしょうか?

答えはシンプルです。
『瞑想』で、脳を静かにリセットしましょう。

瞑想というと、
「種類が多すぎてどれをやればいいの?」
「正しい方法がよくわからない…」
という方も多いのではないでしょうか?

そこで、忙しいビジネスパーソンにも実践しやすい、具体的な瞑想法をご提案します。

オススメはマントラ瞑想

『マントラ瞑想』とは、一定のフレーズ(マントラ)を繰り返し唱え、心を穏やかに保つ方法です。
今回おすすめするのは【マントラを108回、40日間続ける】という方法。

どんなマントラを使う?

初心者におすすめのマントラは、以下の2つです。

「アウム(Auṁ)」

ゆったりと「あーうーむー」と声に出して唱えます。徐々に心が静かになるのを感じられるでしょう。

「ソー・ハム(So ḥum)」

自分の呼吸音に合わせて、心の中で静かに唱えます。周囲に気づかれず、オフィスでも実践しやすいです。

回数は21回~108回。最初は無理をせず、21回でも十分です。

マントラの唱え方のポイント

瞑想の効果を高める秘訣は、唱える声の大きさを徐々に落とすこと。

前半は普通の声で

半分を過ぎたら徐々に小声に

最後は心の中で静かに唱える

108回唱え終わった後は、必ず数分間、『静かな時間(サイレンス)』を取ります。
このサイレンスが、マインドフルネスの最も重要な要素となります。

瞑想中の雑念、どうすればいい?

瞑想中、必ずと言ってよいほど雑念が出てきますが、それは問題ではありません。

大切なのは『雑念を排除しようとする』のではなく、『雑念をただ観察する』こと。

雑念に気づき、それを観察する

また体の感覚に意識を戻す

これを繰り返すことで、雑念に振り回されにくい脳を作れます。

40日間、毎日続けるコツ

毎日継続することで、脳がリセットされ、思考がクリアになります。
これを40日間、毎日続けることで自分の古い習慣が新しい習慣に置き換わります。
続ける場合にのルールがはただひとつ。
もし途中で1日休んだら、もう一度最初の1日目から再スタートしましょう。

最も効果的なタイミングは、『朝起きた直後』または『寝る前』

10日ごとに日記をつけると、自分の内面の変化に気づけて、続けるモチベーションになります

40日間を達成できれば、仕事のパフォーマンスや意思決定の質に、明らかな変化を実感できるでしょう。

最後に


瞑想に『正解』や『失敗』はありません。
途中で眠ってしまったら、「今日は体が休息を必要としていたんだな」と受け入れてOK。

大切なことは、

  • 脳を休ませ、考えない時間をつくること
  • 『今ここ』に意識を集中させること

です。

訓練だと思って、気軽に、まずは続けてみてください。

40日間を達成したあなたは、そのまま日々の習慣として定着させましょう。
より深く学びたい方は、専門家に相談してみるのもおすすめです

Photo by sanaro

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Mybestpro Members

ガネーシャ尾上
専門家

ガネーシャ尾上(マインドフルネスコーチ)

合同会社セブンクローバーギルド

IT業界での知見を持ち、ビジネスの可能性を引き出す視点とマインドフルネスを軸とする心理的アプローチの両面から、実践的な”心のトレーニング”を提供。働く人の心身を整え、企業と社会の自己実現を支援します

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