【現場で実感した「共感の力」】 感情の火種を鎮めるのは、正論ではなく“寄り添い”だった

え、入社した初日の午後に辞めたの!?」
──そんな驚きが、もう「普通」の時代になってしまいました。
•採用した人材が、すぐ辞めてしまう。
•期待している人材が育たない。
•会社のカルチャーが根付かない。
このような課題を感じているリーダーや人事担当者の方へ。
これらの問題の根本原因は「共感不足」にあります。
早期離職が起きる原因
マインドフルネス伝道師のガネーシャ尾上です。こんにちは。
採用時に企業が見るのは主に「能力」や「適性」。
一方、新卒の社員が企業に求めているのは「自己実現」「承認欲求」「成長できる環境」など、個人の内面的なニーズであることが多いです。
入社前の段階で、この「ニーズのズレ」を埋めることができなければ、新入社員は入社直後から強いギャップを感じ、早期離職へとつながってしまいます。
鍵は、採用担当者の「共感力」
では、このギャップを防ぐために何が必要なのか?
鍵となるのは、採用担当者の「共感力」です。
共感力とは、相手の感情や真の願いを正しく理解し、相手自身も気づいていない深層心理まで丁寧に掘り下げる力です。
例えば、採用面接でよくある「当社を志望した理由は?」といった質問を、
「あなたはどのような成長を望んでいますか?」
という問いに変えるだけで、新卒の内面のニーズを引き出しやすくなります。
共感的コミュニケーション(NVC:Nonviolent Communication)を採用プロセスに導入することで、新卒のモチベーションや期待、そして本人が本当に求めているものを深く理解できます。
入社前にお互いのニーズを明確に共有することにより、新卒社員は入社後のイメージをよりリアルに描くことができます。企業側も、入社する社員のニーズに合わせて適切なサポートや教育プログラムを提供できます。
採用担当者の共感力を高めるメリット
採用担当者の共感力を高めることで、
•入社直後のギャップを防ぐ
•新卒社員のモチベーションを維持する
•長期的に定着する人材を育成する
このようなポジティブな変化を生み出すことが可能です。
これからの採用には、スキルや経験だけでなく「共感的コミュニケーション」を取り入れ、ニーズを深く共有することが必要です。
皆さんの組織では、入社前に新卒の内面的ニーズをしっかり理解できていますか?
共感力を軸とした採用活動を始めてみませんか?



