【幼児・小学生】子どもの体験はなぜ大切?勉強だけでは育たない「考える力」と休日の過ごし方

原田恭兵

原田恭兵

テーマ:教育

11月3日は文化の日です。

祝日になると、
家族でお出かけをしたり、
自宅でゆっくり過ごしたりするご家庭も
多いのではないでしょうか。

一方で、
保護者の方からすると、
休日は子どもにとって
有意義な時間にしてあげたいと
思うものです。

「せっかくの休みだから、
 何か経験させてあげたい」

「遊んでばかりで、
 勉強しなくても大丈夫だろうか」

そんな思いを抱くこともあるでしょう。

しかし、
子どもの学びは、
机に向かっている時間だけに
生まれるものではありません。

料理をする、
買い物に行く、
初めての場所を訪れる、
家族でゲームをする。

何気ない日常の中にも、
子どもが考え、
判断し、
工夫する機会は
たくさんあります。

今回は、
幼児から小学生の時期に
体験を大切にしたい理由と、
家庭でできる関わり方について考えていきます。

体験が大切なのは、知識を「使う機会」になるから

知っていることと、実際にできることは違う

例えば、
算数でお金の計算を学んだ子どもが
いたとします。

教科書の問題では正しく計算できても、
実際のお店で300円を持って買い物をすると、何を選べばよいのか迷うかもしれません。

値段を確認し、
予算を考え、
欲しいものを比較する。

そこでは、
計算する力だけでなく、
情報を集めて、
自分で判断する力も必要になります。

また、
料理をするときには、
分量を量ったり、
手順を確認したり、
予定どおりに進まなかったときに
工夫したりします。

学校で学んだ知識が、
実際の生活と結びつく瞬間です。

勉強で身につけた知識を、
生活の中で使ってみる。

こうした経験があると、
子どもは「なぜ勉強するのか」を
実感しやすくなります。

体験は「疑問」を生み出すきっかけにもなる

公園で虫を見つけたとき、
「どうしてこんな色をしているの?」と
疑問を持つことがあります。

料理をしているときには、
「どうして卵は熱を加えると固まるの?」と
不思議に思うかもしれません。

最初から答えを教える必要はありません。

「どうしてだと思う?」

「一緒に調べてみようか」

と声をかけることで、
自分で疑問を持ち、
答えを探そうとする姿勢につながります。

子どもが何かを不思議に思ったときは、
学びを広げるチャンスです。

特別なお出かけをしなくても、体験はできる

買い物は、子どもが判断する練習になる

普段の買い物でも、
子どもに役割を任せることができます。

例えば、
夕食に使う野菜を選んでもらうとします。

「どちらのトマトを買おうか?」

「予算はこれくらいだけど、
 どうしたらいいかな?」

子どもは値段や量、
見た目などを比較しながら考えます。

ここで大切なのは、
大人が最初から
正解を決めてしまわないことです。

もちろん、
予算や安全面などの条件は必要です。

しかし、
その範囲の中で
子どもが選べる余地を残すことで、
判断する経験になります。

料理は、失敗から工夫を学べる

親子で料理をすると、
予定どおりにいかないことがあります。

材料をこぼしたり、
形が崩れたり、
思っていた味にならなかったり。

大人にとっては、
つい手を出したくなる場面かもしれません。

しかし、
危険がない範囲であれば、
すぐに代わるのではなく、

「どうしたらうまくできそう?」

「次は何を変えてみようか?」

と考える時間をつくってみてください。

失敗したときに、
どうすればよいかを
考えること自体が大切な経験です。

最初から上手にできることよりも、
自分で工夫してやり直す経験に
価値があります。

遊びの中でも「考える力」は育てられる

ボードゲームは、判断とコミュニケーションの機会になる

ボードゲームでは、
ルールを理解し、
自分の番に何をするか考え、
相手の行動を見ながら判断します。

ゲームによっては、
記憶力や観察力、
素早い判断が必要になります。

また、
思いどおりに勝てないこともあります。

そのときに、

「どうして負けたんだろう?」

「次はどんな作戦にしよう?」

と振り返ることで、
次の挑戦につなげられます。

遊びは、
子どもが自分から考えたくなる場面を
つくりやすいという特徴があります。

勝ち負けよりも、挑戦した過程に目を向けたい

子どもが負けて悔しがっているとき、
すぐに「負けてもいいじゃない」と
言いたくなることがあります。

しかし、
悔しいと感じるのは、
それだけ真剣に
取り組んでいたからかもしれません。

まずは、

「悔しかったね」

「最後までよく考えていたね」

と気持ちや取り組みを
受け止めたいところです。

そのうえで、
気持ちが落ち着いたら
次の作戦を一緒に考えてみましょう。

大切なのは、
失敗しないことではなく、
失敗しても
次の行動を考えられることです。

体験を学びにつなげるために、親が意識したいこと

「楽しかった?」だけで終わらせない

休日の終わりに
「今日は楽しかった?」と
聞くことはあると思います。

もちろん、
それだけでも親子の会話になります。

さらに学びを深めたいときは、
少し質問を変えてみてください。

「今日、一番びっくりしたことは何だった?」

「難しかったことはあった?」

「もう一回やるなら、何を変えてみたい?」

「次はどんなことをやってみたい?」

こうした質問は、
子どもが自分の経験を
振り返るきっかけになります。

ただし、
毎回質問攻めにする必要はありません。

子どもが話したくなったときに、
自然な会話として
取り入れることが大切です。

親が先回りしすぎない

子どもが何かに挑戦していると、
失敗する前に助けたくなるものです。

しかし、
大人が先に手順を教え、
困る前に問題を解決してしまうと、
子ども自身が考える機会は
少なくなります。

もちろん、
危険なことや
年齢的に難しいことには、
大人のサポートが必要です。

そのうえで、
少し時間をかければ
自分でできそうなことは、
見守ってみてはいかがでしょうか。

「できるようにしてあげる」だけでなく、
「自分でできるようになるまで待つ」ことも、
大切な関わり方です。

未来舎が大切にしているのは、勉強だけではない学び

未来舎では、
学力を伸ばすことはもちろん、
自分で考え、
判断し、
行動できる子どもを
育てることを大切にしています。

そのため、
教科の勉強だけでなく、
子どもたちが
さまざまな経験をする機会も
重視しています。

教室には
20種類以上のボードゲームを用意しており、
休憩時間などに
子どもたちが遊べる環境があります。

また、
定期的に開催するボードゲーム会では、
50種類近いゲームを楽しむ機会を
設けています。

遊びの中で友達と相談したり、
自分なりの作戦を考えたり、
ときには負けて悔しい思いをしたり。

そうした経験も、
子どもの成長につながると考えています。

未来舎NEXT佐古の学童でも、
宿題や学習のサポートに加え、
体験活動を通じた学びを
大切にしています。

まとめ|休日の何気ない経験が、子どもの成長につながる

子どものために
何か特別な体験をさせようと考えると、
遠くへ出かけたり、
お金をかけたりしなければならないように
感じるかもしれません。

しかし、
体験の価値は、
場所や費用だけで
決まるものではありません。

家族で料理をすることも、
買い物で商品を選ぶことも、
ゲームで負けて悔しがることも、
子どもにとって大切な経験になり得ます。

その中で、
自分で考えること、
選ぶこと、
失敗から学ぶことを
積み重ねていけたらよいと思います。

文化の日の今日、
身近なところから、
子どもが
自分で考えられる機会を
つくってみてはいかがでしょうか。

⸻

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原田恭兵
専門家

原田恭兵(塾講師)

学童塾 (株)未来舎

子ども達一人一人をよく見ること、いいところがあったらすぐ褒めること、コミュニケーションをしっかり取ることを重視しています。だからこそ、それぞれの伸ばすべき個性を生かし、人間力と学力を育みます。

原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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