短所を長所に変える場所

よく面接で
「あなたの長所と短所を
教えてください」
という質問がありますよね。


この質問を聞くたびに
思うんです。


『短所って何？』



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　　　　　短所と長所
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短所＝悪いところ

長所＝良いところ


短所と長所は、
真逆の意味を持つ言葉


対義語の関係にあるものです。


そして、
人は短所を見つけるのが
得意な生き物


『字が汚い』
『物覚えが悪い』
『片付けができない』


自分に対しても同じです。


どうして
人は短所を見つける天才に
なってしまったのでしょうか？



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　　　　　愛した結果
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人という生き物は
珍しい生き物です。


子どもとのつながりが
とても太い。


ほとんどの動物は、
子どもが乳離れし、
餌の取り方を教えれば
教育終了。


「あとは
自分でどうにかしなさいね」
というのが多い。


しかし、
人間の場合は、
大人になったときに
困らないように
教育をしていきます。


そのときに
見るのが欠点。


悪いところを
直せば大人になったときに
困らないだろうと思い
直そうとする。


その繰り返しが
クセとなり
短所を見つけることが
得意になってしまったのでは
ないでしょうか。


そして、
そういったことを
言われた子どもも
短所を見つけるのが
得意になってしまいます。


長所を褒められた経験が
少ないのだから
仕方ありませんよね。



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　　　　短所って・・・
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でも、
短所って本当に
悪いところなんでしょうか？


私は
覚えておくのが苦手で
すぐに忘れてしまいます。


一般的には
短所に分類されるのかも
しれませんが
私の中では長所です。


忘れてはいけないことは
メモするようにしています。


子どもとのやりとりや
約束は忘れてはいけないこと。


でも、
忘れた方がプラスになることは
メモしません。


授業プランなどです。


私は、
自分のすぐ忘れる性質を生かし
毎年違う授業を考えることが
できます。


一年前によかった授業が
今年も良いとは限りません。


目の前のにいる子どもたちが
違うのですから。


子どもを見て
授業を変えていけなければ
いけないのです。


だから、
すぐ忘れ、
過去の授業に左右されない
今の性質は長所となっています。



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　　　　短所から長所へ
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未来舎は
短所を直そうなんてことは
しません。


短所は長所でもあり、
その子の個性でもあります。


だから、
子ども自身が
短所だと思っているものを
長所なんだと思えるように
言葉かけをします。


長所として
扱えるようになったとき
子どもは大きく成長します。


ちょっと変わった場所でしょ。


でも、
そういう変わった場所は
必要だと思うんです。


これからも
未来舎は
子どもたちの
個性を伸ばしていける
場所でありたいと思います。


では、今回はここまで。
ありがとうございました。

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