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ガルバ外壁おススメの仕様10選 中編

上谷幸祐

上谷幸祐

テーマ:設備・仕様

こんにちは。住まいの専門家上谷です。
前回に続き、『ガルバ外壁おススメの仕様10選』の続きをご紹介します。

前回の前編では、【釘打ちタイプ】から『ガルバ外壁おススメの仕様』の波板、角波、リブ鋼板の3つをご紹介しました。

後編はスパンドレルタイプ、金属サイディング、ガルバ屋根タイプから残りの『ガルバ外壁おススメの仕様』7つをご紹介いたします。

2.スパンドレルタイプ

それでは、スパンドレルタイプをご紹介します。

スパンドレルタイプは、固定するビスが表面に見えないように加工されたタイプです。

仕上がり時に釘やビスが見えないので、よりスッキリとした、スマートな印象になります。また、前編で紹介した釘打ちタイプは、外壁1枚分の幅が80㎝程度でしたが、こちらのスパンドレルタイプは外壁1枚分の幅が10㎝~20㎝程度とかなり狭いです。そうなるとその分、材料費や施工の手間は高くなりますから、ガルバ外壁の中で、面積あたりの価格は、このスパンドレルタイプが最も高いです。

スパンドレルタイプおススメのデザイン① フラット型

スパンドレルタイプでおススメのデザイン1つ目は、フラット型です。

ガルバ外壁は、いずれのデザインもスッキリした印象のデザインが多いですが、その中でも最もスッキリした印象のデザインが、こちらのフラット型です。

その名の通りフラットに仕上げることができます。デザイン面だけで言えば、ガルバ外壁の中で私が一番好きなデザインです。

また、フラット型の中にもいくつか種類があります。通常のフラット型は、重なり部分に1㎝程度の目地(溝)がありますが、この目地をほとんど作らないような目地無しというデザインもあります。この目地無しを採用することで、よりスッキリした印象にすることができます。

また、フラット型の表面に折れ曲がりを加えてアルファベットのMの形をした、M型もあります。実は、フラット型は平面の部分が広いため、ガルバ表面の波打ちが目立ちやすいデザインです。波打ちというのは、ガルバの表面が、凹んだりゆがんだりすることで、その陰影が出てしまうような現象です。特に、朝日や西日などの、横からの日差しを受けた場合に発生しやすくなります。このような波打ちを避けたい、という場合はM型を使用すると、真ん中に折れ曲がりができて、波打ちを目立たなくすることができます。

そして、フラット型に統一してのお話ですが、通常ガルバ外壁に使用する板材の厚みは、0.35mmや0.4mmを使用しますが、フラット型は平面部分が広く、他のデザインに比べ強度が低くなってしまうので、鋼鈑の厚みを0・5mmで施工することをおススメします。

スパンドレルタイプおススメのデザイン② K型

スパンドレルタイプでおススメのデザイン二つ目は、K型です。 K型は、デコボコとしたデザインのガルバ外壁です。

K型は、デコボコとしたデザインのガルバ外壁です。おそらくガルバ外壁を思い浮かべたときに、真っ先にこちらのK型をイメージしたという方も多いと思います。そのイメージ通り、実際に採用されることも多く、私もスパンドレルタイプの中で一番多く施工しています。

K型は凹凸が16mmほどと、かなり奥行きのあるデザインです。

そのため、陰影をしっかりとつけることができますから、外壁をよりクッキリとした、スマートな印象にすることができます。こちらのK型は横張りにも対応していますから、平屋や横に長い形状のお家でも、長手に向けて施工ができます。

先ほども少し触れましたが、基本的にガルバ外壁の場合は、長く伸びていくような、スマートに見える張り方がおススメです。

ですから、例えば、3階建ての場合は、タテ張りを採用して、平屋の場合は横張りを採用する、というように建物の長手に貼るのがおススメです。

また、このK型の中でもいくつか種類があります。

外壁1枚分の15㎝の幅の中で、デコボコの山が3つ、4つ、5つのパターンがあります。基本的には家のボリューム感に合わせて選ぶのが良いと思います。例えば、大きなお家の場合は、大柄な3山を採用して、30坪程度の一般的なお家の場合は、5山を採用するというような形です。

とはいっても、好みに合わせて選ぶのが一番なので、参考程度にしてくださいね。

3.金属サイディング

それでは、続いて金属サイディングをご紹介します。

金属サイディングは、ガルバリウム鋼鈑の表面材と、断熱材が一体となって製品化された商品です。今までご紹介した釘打ちタイプや、スパンドレルタイプの場合は、平滑な表面のものが一般的ですが、金属サイディングの場合は、鋼鈑の表面にデザインが施されたものが一般的です。

また、先ほどご紹介したスパンドレルタイプの場合は、板金業者によってお家毎にお家の大きさに合わせて、材料を加工する必要がありますが、金属サイディングの場合は、メーカー規格で製品化されていますから、在庫さえあればすぐに材料をそろえることができます。

そして、外壁1枚分の幅も40㎝程度はありますので、スパンドレルタイプに比べて幅が広いため、もちろんグレードなどにもよりますが、金属サイディングの方が若干ですが安価です。

また、断熱材が裏打ちされていることによって、ガルバ外壁の場合に懸念される、夏場の日射遮蔽に対しても幾分か効果があります。

そして、何より金属サイディングの一番のメリットは、デザインが豊富ということです。タイル調や、レンガ調や塗り壁調など、洋風・和風に合わせたデザインを選ぶことができます。例えば、耐久性やメンテナンス性を考えて、ガルバ外壁にしたいんだけど、無機質なデザインはあまり好きじゃない、というような場合には特におすすめです。

また、金属サイディングを扱っているメーカーは、それぞれに特徴がありますが、特におすすめのメーカーはアイジー工業です。金属サイディングの老舗だけあって、細かい関連部材の精度がかなり高いです。このあたりは完成したときに窓周りや、家の角の部分がスッキリ納まっているという印象に違いが出てきます。

もし、外壁業者がどこのメーカーを選んでも金額はあまり変わらないというような場合は、アイジー工業の製品を選んでいただいたらと思います。

ただ、アイジー工業は比較的スタイリッシュな金属質のデザインが多いですから、洋風デザインがお好きな方は、よりデザインが豊富なKMEWもおススメです。

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上谷幸祐
専門家

上谷幸祐(一級建築士)

アクアホーム

家族の「叶えたい」が詰まった理想のお家を提案。土地探しから資金計画など、家づくりの初期段階からサポートする地域密着型の工務店。公式YouTube「住まいの専門家チャンネル」の登録者数は2万人を超える。

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