事故物件の定義とは。取扱と告知義務について。
こんにちは。増子です。
11月に入ると、さすがに寒さが増してきましたね。
これから本格的な寒さを迎えますが、体調管理も難しくなってきます。
風邪やインフルエンザの患者も増えますが、寒さで血圧が上昇しやすい冬は全国的にも急な死亡者が増加します。
地球温暖化が叫ばれている昨今ですが、ここ数年は冬の極端な寒さも目立ってきています。
今回は本格的な寒さを迎える前に、冬の寒さから命を守る「高気密高断熱住宅」について、私の今までの経験もふまえて説明していきます。
高気密高断熱住宅とは。
高気密高断熱住宅とは、壁・床・天井などに断熱材を使って高い気密性・断熱性を実現した住まいのことです。
夏の暑さや冬の寒さを軽減し、いつでも快適に過ごすための理想の住まいが高機密高断熱住宅です。
高気密高断熱住宅は冷暖房に頼りすぎなくても快適な室温を保ちやすくなるため、普通に暮らしていれば省エネになり、光熱費を節約できる住宅ということにもなります。
高気密高断熱住宅の定義とは。
一般的には省エネルギー基準を超える気密断熱レベルを満たしているかどうかが、高気密高断熱住宅の一つの目安になります。
国が定める「住宅性能表示」の判定基準の一つである「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」における「断熱等性能等級」では、この次世代省エネルギー基準をクリアすることが最高ランクの「等級4」に相当します。
また、「フラット35S」が利用できる建物の技術基準において、省エネルギー性の基準を満たしている場合、高気密高断熱住宅の基準を満たしている建物である可能性があります。
フラット35Sは省エネルギー性、耐震性、バリアフリー性、耐久性・可変性の技術基準のいずれか一つを満たせば「フラット35S」の対象住宅となります。
住宅性能表示やフラット35Sは、新築一戸建ての建売住宅でも今では当たり前のように利用できます。
高気密高断熱住宅にこだわる場合は、その建物の省エネルギーの基準がどの程度なのかを、購入する前に確認するようにしましょう。
冬期の死亡リスク。栃木県がワースト1位。
ちなみにですが、昨年の某新聞の記事で、私が住んでいる栃木県の冬期(12~3月)死亡リスクが全国1位というデータと、そのデータに対する解説の記事が掲載されていました。
これは栃木の冬がいかに厳しいかを表すデータにもなっていますが、どうやら冬期死亡増加率が高いのは、冬の厳しさだけが原因ではなさそうです。
なぜなら、日本で一番寒い北海道の冬期死亡増加率が今回の調査では一番低かったからです。
また、栃木県よりも寒さが厳しいと思われる東北地方なども、ワースト10位以内に入っている県はありません。
このデータをまとめた慶応大学の教授によると、朝晩の冷え込みが厳しい特徴的な気候以外にも、住環境などが要因にあると指摘しています。
教授によると、気候の変化に強いとされる高気密高断熱住宅が北海道や東北と比べて栃木県ではそれほど普及しておらず、その事が、冬期死亡率を増加させている要因の一つであると指摘しています。
ちなみに、新聞の記事内で書かれていたことですが、栃木県の高断熱住宅の普及率は30.7%。
一方、冬期死亡増加率の最も低い北海道は85.0%、東北で最も北に位置する青森県は70.5%で、寒冷地でも室内が暖かく保たれていることが冬期死亡増加率の低さにつながっているのだと思います。
要するに、冬の寒さに対しての意識と覚悟が違うのでしょう。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
高気密高断熱住宅は栃木県内においても供給棟数は増加傾向にあります。
ご自身と家族の健康を守るためにも、住まいの購入や新築を検討する際には意識してみることも重要かと思います。
また、ヒートショックと呼ばれる寒暖差による突然死は浴室やトイレ等で発生しやすいため、お風呂場に浴室暖房乾燥機を設置したり、トイレに小型の暖房器具などを置くなどして、ヒートショックの予防を心掛けて下さい。
宇都宮の冬は寒いですよね。
私も新潟県出身ですので、寒さには強いというイメージを持たれることがよくあるのですが、宇都宮の方が新潟より寒いです。
間違いないです。
乾燥した空気が体感温度を下げているからだとは思いますが、体に良くない寒さです(-。-;)。
栃木県に長年住んでいる方は気づかないかもしれませんが、晴れた冬の放射冷却により発生する乾燥した寒さは、全国でもトップクラスの寒さです。
私は栃木県は寒冷地だと思ってます。
これから本格的な寒さがやってきます。
健康と体調管理には十分注意して過ごすようにしましょう。